USCPAのフィリピンライフ
独学

【USCPAの独学②】独学のためのオススメテキスト[問題演習にこだわらないことがポイント!]

前回のブログ記事で、独学に必要な前提知識の話をしました。

まだ読まれていない方はそちらを先に見て頂けるとUSCPAの独学を進めていく上で参考になるかもしれません。

以下のリンクから飛べます。

世の中には様々なUSCPAの勉強方法が紹介されていますが、何度もUSCPAの試験を受けた私が結論付けたUSCPAの学習方法を紹介します。

そこで使用したテキストも合わせて紹介しますので、独学の際の参考にしてください。

【結論】USCPAの学習は「日本語で理解→英語で理解→問題演習」のサイクルを回す

USCPAはアメリカの公認会計士の試験です。

ですから試験は全て英語で行われます。

そうすると、英語で実施される試験なのだから、英語のまま勉強した方が良いという方がいます。

これができる方は素晴らしいです。

ぜひそのまま続けて頂ければと思います。

私も英語は得意な方でしたが、USCPAの試験はとても専門的な内容を多く含んでいますから英語のままだとどうしても細かいニュアンスというか微妙な表現の違いからどうしても理解が進まないことが多くありました。

英語のテキストのままでも十分読むことも理解することもできたのですが、USCPAの問題を解きこなすまでの深い理解は得られなかったのです。

しかし、この理解にたどり着くまで年々もかかってしまいました。

なぜなら英語のテキストを読んでも英文そのものは理解することができたために自分では理解した気になっていたからです。

そんな中で日本語で書かれたテキストを探して読んでみました。

するとどうでしょう、英文で読んでいたときとは比べ物にならないほど理解が進むではありませんか。

日本語だと一度読んだだけで細かいニュアンスまでしっかりと理解できました。

その後、同じ論点の英語のテキストを読むと今までと見え方が全然違いました。

しかも理解力が上がっているので英文を読むスピードも全然違いました。

この発見をしてからは「日本語のテキストで理解→英語のテキストで復習→問題演習」の順番でこなしていったところ、驚くほど理解が進みどんどんこなしていくことができるようになりました。

【理由】日常生活への落とし込み、ルーチン化、習慣化できなければ合格は難しい

USCPAは一般的に1,000時間の学習時間が必要とされる資格です。

1,000時間と言えば、1日3時間を1年間継続するほどの長丁場です。

学生の受験生でも社会人の受験生でも1年間コンスタントに毎日3時間も時間を割くことは至難の業でしょう。

学生も社会人もそれほど暇ではありません。

余った時間で勉強しようと思ってもそんなに都合よく時間は余りません。

しかし、一定の勉強する時間を確保しなければUSCPAの合格は難しいでしょう。

そこで私がオススメする学習方法は、日常生活の一部にUSCPAの学習を溶け込ませるというものです。

USCPAの学習を歯を磨いたり、お風呂に入ることと同等に扱うということです。

そのためには毎日同じ時間に同じことをするということです。

私の場合は会社に行くまでの通勤時間が1時間くらいありましたから、この1時間を存分に使いました。

会社には月曜日から金曜日まで週5日間行ってましたからこの時間は約束されていました。

この1時間を使って日本語のテキストを読む、会社から家に帰宅する際の1時間もこの時間に充てました。

1日2回読めば概ね理解できます。

日本語で理解できたら今度は英語のテキストを読みます。

日本語で既に理解して頭に入っている内容ですからすんなり英語でも理解できます。

これを月曜日から金曜日までこなし、週末の時間を利用して問題を解きました。

よくマルチを1日100問やればいいと言われていますが、私には無理でした。

せいぜい1日30問程度が限界でした。

それでも厳選された、試験に出たら解けないと不合格になるといったような問題のみを繰り返し解いていました。

逆に難しい問題や試験の合格には無関係と思われるような問題は一切練習しませんでした。

ちなみに本番でこのような”合格者をさらに高得点で合格させるような問題”や”全然勉強していない論点(=教科書に載っていない論点)”も出題されましたが、これらは一切解きませんでした。

問題を読んでこれらに該当する問題だと判断した場合は、適当にbかcにマークしただけだったと思います。

こうしてひたすら”試験に出たら正解しないと合格できない問題”に絞って徹底的に繰り返して練習しました。

マルチを1日100問できる方はぜひそれを継続できれば素晴らしいと思いますが、そんな体力がない、そんなに時間がさけないという方は、思い切ってマルチにこだわらずにそれよりも”なにができないと受からないのか”を見極めて、その部分に集中して理解を促進、その部分の問題のみを徹底的に自分の中に落とし込むという戦略が有効だと思います。

逆に言えば、”解けないと合格できない問題”と”解けなくても合格できる問題”の選別ができるように”嗅覚”を鍛えることが、USCPA受験生が日常行うべき訓練と言えます。

このようにいかに日常生活にUSCPAの学習を溶け込ませ、いかに試験に出たら解けないと不合格になってしまう問題に絞って繰り返し練習できるかが勝負の分かれ目です。

鉢巻を巻いて机にかじりついて1日10時間以上勉強するようなやり方はかっこいい受験生ですが、それを1年間も継続するのは、相当な精神力の持ち主でない限り無理でしょう。

ましてや忙しい学生や社会人であればなおさらです。

日々の誘惑も多いです。

自分の力ではどうしようもない出来事やイベントも多くあります。

家族サービスや子供の世話、家の手伝いなど避けては通れませんね。

そうしたことに対してイチイチ反応しなければならないのはストレスです。

であればあえてストレスがかからないように、歯を磨くことと同じレベルの”具体的な作業”にまで落とし込んで、あとはひたすらそれを実行することに集中した方が結果的にストレスがなく、健康的に早く合格にたどり着くことができると思います。

【USCPA体験談】これらのテキストで合格できました[血肉にできればあなたは合格できます]

私が使用したテキストです。

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BATICの書籍に関しては以下を参考にしてください。
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こちらは非常に簡単にまとまっていますし、なにより簡単で分かりやすい日本語で書いてあるのですんなり理解することができます。

まとめ:独学での合格のポイントはルーチン化。自分のサイクルを見つけてさっさと合格しよう

USCPAの学習は長丁場です。

学習期間は短ければ短いほどお得です。

もしUSCPA合格までの時間を短くできればその後の人生に使える時間も長くなりますね。

USCPAに早く合格できるならその秘訣や情報収集には時間を掛ける価値があります。

USCPAについて情報収集したい、他の人がどうやっているのか聞いてみたいという方は、アビタスさんが無料セミナーをやっていますので、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

きっと独学する上での励みとなるはずです。
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また、USCPAの学習を始めると、途中で挫折しそうになります。

私も何度も心が折れかけました。その際に助けになるのがUSCPA取得後の未来です。

未来が明るければ今を頑張れると思います。

そのためにもUSCPA取得後の未来をのぞいてみてはいかがでしょうか。

USCPAの学習を始める時からUSCPA取得後の未来を見ながら学習すれば楽しく学習できます。

ぜひ以下のリンクからUSCPAの未来をのぞいてみてください。

私もUSCPA合格前からUSCPAに合格した時に備えて、転職サイトに登録してUSCPA取得後の可能性について研究していました。

全て無料ですから、とりあえず登録しておいて損はないですね。

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!