USCPAのフィリピンライフ
価値/意味

【USCPAを取得する意味】日本人がUSCPAを取得する意義について考える【日本人だからこそ価値が出る】

USCPAを取得する意味はありますか?

USCPAを取得してどうなるの?

USCPAは使えない、取得しても意味ない。

こんな話を聞くことがあります。

もちろん人それぞれでしょう。

USCPAはアメリカの公認会計士の資格です。

資格ですから必要がない人もいるでしょう。

医者の資格や弁護士資格と同じです。

医者の資格に意味はあるのかって聞かれたらどうですか?

私にとっては「意味ない」です。

だって医者になるつもりはないから。

でも医者になりたい、医療行為を行いたい人にとっては必須の資格です。

運転免許も同じです。

運転に興味がない人からすれば「取得しても使えない」となります。

あなたにとってUSCPAは意味ありますか?使えますか?

【結論】USCPAは名刺としての価値は非常に高い

USCPAは日本では米国公認会計士と呼ばれています。

アメリカの公認会計士の資格ですから、なんとなく英語ができそうとか会計に詳しそうなどUSCPAを知らない人が聞いたらなんとなく「すごそう」じゃないでしょうか。

そう、これこそUSCPAの価値です。

つまり、あなたのことを何も知らない人があなたがUSCPAと分かった瞬間にその人の頭の中で色々な想像が膨らみ、あなたの人物像が勝手に出来上がっていくのです。

きっとその人と会話を終える頃には、その人はあなたのことを「アメリカに長くいたんだろうなあ」「英語がペラペラなんだろう」「数字に強そう」などと思っているでしょう。

あなたが何も説明していなくても、もしかしたら説明していたとしても、相手はそんなことはおかまいなしに想像力を働かせてどんどんあなたが「出来る人」になっているのです。

このようにUSCPAという肩書はあなたの名刺代わりになるとても強力な武器になります。

【理由】USCPAと名乗ることができればその人の潜在能力の最低ラインは分かる

会社で人を採用する時、まずは履歴書を見てスクリーニングしていきます。

私も何度も採用を行った経験がありますが、もう見るところは決まっています。

それは「資格の有無」です。

公認会計士、税理士、USCPAの資格を保有してれば基本的には履歴書は合格です。

これらの資格を保有しているということは、これらの資格を取得するだけの能力があったということですから、その方の潜在能力は概ね想像できます。

私は履歴書に書いてある経験値はあてにならないと思っています。

もちろん嘘ではないのでしょう。

しかし、これから働く職場はその経験を得た場所ではないのです。

その方の経験はその場所、そのメンバー、その仕事、その会社において達成された結果であり、その結果がそのまま次の会社で同じ結果を出せるのかと言えばなかなか想像できません。

なぜならその結果を出せた条件がまったく分からないからです。

もしかしたらスーパー上司がいてその方の全面的サポートがあったから達成できたのかもしれない。

仲のいい同僚が助けてくれたのかもしれない。

もちろん他人の力を使って成し遂げたことを否定するつもりはありません。

他人を巻き込んで協力してもらえることも一つのスキルです。

ただ、その人個人の能力という意味で考えた場合、経験値から探るのは難しいのです。

採用は大きな賭けです。

面談にたどり着くまでにも多くの労力をかけています。

採用して数ヶ月で退職されたらそれこそ採用コストが莫大に掛かります。

そして水の泡になるのです。

そう考えると、できるだけ採用には失敗したくないという心理が働きます。

であれば、経験値などという主観ではなくもっと客観的な情報がほしくなるわけです。

それが私の場合は「資格」なのです。

保有資格を見れば、候補者の潜在能力は想像がつきます。

それは資格の合格ラインが客観的だからです。

資格保有者であれば○○の仕事はこなせそうだという最低ラインは分かります。

最低ラインが分かればそれ以下にはならない確率が高いですから、そこがボトムラインとして考えて、あとは上がるしかないと思えるわけです。

この考え方をしてから採用に失敗することが減った気がします。

ですから資格保有者で多少コストアップになったとしても、私は資格保有者を採用します。

きっと他の会社でも同じではないでしょうか。

それほど資格保有者というのは潜在能力が高いとみなされるのです。

USCPAは日本人が取得するからこそ価値がある

USCPAはアメリカの公認会計士の資格なので、アメリカで会計を専門に勉強した大学生が、就職後、働きながら取得を目指す資格です。

アメリカの会社ではUSCPAは会計の専門資格として位置付けられていますから、経理部のマネジメントクラスであれば保有していないと昇進できません。

役員ともなればなおさらで全員USCPAを保有していてもおかしくないほどです。

それほどUSCPAはハイクラスのポジションの方には一般的な資格なのです。

日本企業を買収した欧米の会社で、本社から経理部に送り込まれてきた欧米人の上司が最初に言った一言が、「この部署にはCPAは何人いるのか?」だったそうです。

日本の会社では公認会計士が社員として常駐している会社など数えるくらいしかないでしょう。

しかし欧米では経理部にCPAが在籍していることなど当たり前のことなのです。

私も2015年からフィリピンでコンサルタントとして働いていますが、多くの会社で経理部のマネージャークラスはCPAを保有しています。

つまり、日本が特殊ということです。

もしこれから海外で働きたい海外移住したいと考えている方がいれば、USCPAは取得しておいて損はないです。

どんな業種でも大企業だろうが中小零細企業だろうが必ず存在する部門があります。

それが経理です。

USCPAであれば経理の基礎を英語で勉強していますからあとは経験を積むだけです。

特に日系企業は海外にどんどん出ていっていますから海外であっても日本の会社に就職できるのです。

そして日本の市場はとても「特殊」です。

日本人が特殊だからでしょう。

欧米の企業も日本市場や日本人対応は日本人に任せたいと思っています。

それは日本が欧米流のやり方が通用しない、とても繊細なビジネスが要求されることを分かっているからです。

要するに欧米人、その他アジア人からすると、日本人は「めんどくさい」のです。

これは私も海外に出てみて身に染みて分かりました。

とにかく日本人は細かいのです。

すぐにスケジュールを立てたがります。

予定通りに進まないとすぐ文句を言ってきます。

事前になんでもかんでも知ろうとします。

海外ではそんな予定を立てることはありません。

なぜなら予定通りに進むことなんてほとんどないからです。

だからとりあえず始めてみてうまくいかなくなった時に考えるのです。

しかしこのやり方は日本人には絶対に受け入れられません。

サプライズは絶対ダメなのです。

こうなると日本人対応は日本人以外には無理でしょう。

これが欧米人、他のアジア人には分かっています。

だから日本対応には日本人に依頼するんです。

これが日本人が海外で働ける理由です。

日系企業、日本人がそこにいる限り必ずそこには日本人を必要としている仕事があります。

USCPAは英語でビジネスの基礎を学んでいますから基本的には対応できることでしょう。

海外に行って働こうという方はぜひUSCPAを取得してください。

まとめ:USCPAを取得してチャンスをつかもう!

日本人がUSCPAを取得する意味について考えてみました。

USCPAを取得してもアメリカで働かない限り独占業務がないから意味ないとか、経理の経験がないと無駄だとか色々言われます。

しかし資格を取得する意味は自分で考えるものです。

他人にUSCPAは意味ないって言われたから取得を辞めるんですか?

それなら最初から辞めておいた方がいいです。

USCPAは簡単とか言われますが実際に取得するとなればそんなに甘くないです。

それなりに時間とお金がかかります。

自分の時間も犠牲にすることになります。

それでもUSCPAを取得して世界に羽ばたきたいと考えている方はぜひUSCPAを取得してください。

きっとたくさんのチャンスが広がっていますよ。

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!