将来性

【USCPAの将来性を考える①】USCPAの将来性はあるのか

最近USCPA(米国公認会計士)を目指す人が増えた気がします。

これまでは経理や財務の人がスキルアップのために自分の経験値プラスアルファとしてUSCPAを取得するような傾向がありました。

最近は経理未経験でUSCPAを目指す人も増えてきてUSCPAが盛り上がってきた感じがします。

そんなUSCPAに将来性はあるのか。

私自身もUSCPAとして今後のキャリアに影響するのでちょっと考えてみます。

【結論】将来性を感じる分野に身を置く

USCPAのいいところは、ビジネスに必要な知識、仕事においてカバーしておかなければならない分野を幅広くおさえているところです。

USCPAは経理職や財務職の文脈で登場することが多い資格なので、どうしても経理や財務に寄せて紹介される傾向にありますが、本来はUSCPAはそれらのどちらにも寄らない上位概念で登場すべき資格です。

だからよく聞く質問の中に、「経理未経験なんですけど、USCPAを取得すれば経理職に転職できますか?」なんていう話を聞くことがありますけど、いかにおかしな質問であるかがわかります。

経理職に転職したいのなら、USCPAより日商簿記を勉強した方が近道です。

日商簿記はまさに経理実務をバリバリにこなしたい人向けの検定試験ですから、経理に転職するなら必須の資格でしょう。

USCPAは経理職に転職したい人向けの資格ではありませんから、USCPAを取得しても経理の実務をこなすことはできません。

経理職は専門職・技術職ですから、USCPAのような上っ面な勉強しかしていない人は実務では使えないのです。

私の経験からしても、実務をやっていた分野のUSCPAの試験は簡単すぎました。

USCPAの勉強をしている間も「実務ではそんなにうまくいかないんだよなあ・・・」と思いながらUSCPAの問題に取り組んでいました。

それくらい実務からみると、USCPAの試験問題は簡単なのです。

だから経理職に転職したい、キャリアチェンジしたいと思うなら、USCPAなんか受けないで、日商簿記を勉強した方がはるかにいい転職先が見つかるでしょう。

ではUSCPAは意味ないのか?

USCPAは将来性はないのか?

と言えばそんなことはないと思っています。

USCPAは専門職・技術職に就くための資格ではありません。

もっと上位の概念を扱う仕事に就くための資格なんです。

だからこそ会計や簿記以外の勉強もたっぷりする必要があったわけです。

要するに経理や財務など個別の部門を取り扱うのではなく、もっと会社の上層部に入って事業部単位や会社全体など、大きな組織単位でマネジメントすることを求められているのです。

もちろん経理や財務に身を置いてはいけないわけではありません。

それが好き、やりたいということであれば全然いいと思います。

しかし、今後単純作業や判断を必要としない仕事はどんどんAIやITに取って代わられます。

経理職や財務職が今後衰退していく一方、USCPA資格保有者は経理職や財務職などの専門的、技術的な仕事はできない一方、全体を見る仕事はできる能力があるのですから、そちらの分野に身を置いて鍛錬していくことがUSCPAの将来性を感じることになると思います。

【理由】衰退する分野・伸びる分野の取捨選択が将来性を決定する

これからは単純作業や人間の判断を必要としない業務、100%全員が同じ判断をするような仕事であれば、AIやITなどのシステムや機械に置き換わっていくことでしょう。

私が経理部で伝票を見ながら仕訳を切っていた時代からは想像もつきませんが、今では伝票をAIが読み取って、そのまま仕訳を起票してGLまで流れていつの間にかFSが出来上がるような仕組みがごく普通にあるようです。

これからカメラの技術がさらに進歩し、データ処理能力が向上することで、紙の伝票をレジのバーコード感覚でスキャンするだけであっという間に財務諸表が出来上がってしまう時代が到来しようとしています。

こうなれば、今まで1分間にものすごい量の仕訳を打ちまくってきた経理の達人、専門職であってもさすがにスキャナーの速さと正確さにはかないません。

そうなれば、今まで必死に毎日鍛錬してきた仕訳を切る技術が不要となる時代が来るのです。

スキャナーならある意味大学生のアルバイトでも採用してひたすらスキャンだけしておいてと指示するだけでよくなるかもしれません。

これで仕訳を切る仕事はなくなります。

スキャナーという機械と大学生のアルバイトという労働単価が低い人に取って代わられるにもかかわらず、以前の経理のベテラン社員よりも速くそして正確に仕事ができるようになるのです。

これならもはや経理の知識、会計ルールへの理解も不要です。

これは一例にすぎませんが、これがあらゆる分野にて起こりかねません。

こうやって今まで積み上げてきた経験や技術が一瞬にして不要になる時代がすぐそこまで来ています。

だからこそこれから衰退する分野はどこか、どういう仕事はなくなるのか、逆に伸びる分野、これから必要になる仕事はなにかをきっちり見極めてそこに自分を投下していけるかどうかが将来性を決定付けるのです。

そういう意味ではUSCPAは専門性は磨いていませんが、幅広く勉強しているという利点を生かしてこれから伸びる分野に張っていく。基礎は身に付けているはずですから、投下する領域によっては将来性があるのです。

資格持ち・経験なしは意味ない。資格は使い倒すことで威力を発揮する

USCPAはアメリカの公認会計士の資格です。

いわゆる免許ですね。

免許というのは、ある目的を果たすために権威ある機関が免許保有者に権限を与えるために存在しています。

権限を与えるのは権限を与えるために権限を与えているわけではありません。

その先の目的を果たすためです。

免許ですから医師免許と同じです。

医師免許は医師に免許を与えるために医師免許を与えているわけではありません。

医師免許を与える目的はその技術によって人命を救うことを期待されているためです。

ペーパー医師なんてなんの役にも立ちません。

ある意味医師免許を持っていないのと同じでしょう。

ですから、USCPAの免許もそれを存分に活かしてこそ価値が出るものです。

資格コレクターはそれでもいいですが、折角苦労して取得したUSCPAなのであれば、ぜひ使い倒してほしいと思います。

USCPAを使える分野は多岐に渡っていますから、将来性のある分野に身を置いてどんどん経験値を積んでいきましょう。

まとめ:自分自身で詳細性のある分野に投資していこう

USCPAは専門職のための資格ではありません。

もっと広い分野で応用を効かせることができる資格なのです。

今後伸びそうな分野、より重みを増していきそうな仕事にチャレンジしていくことでUSCPAとして将来性が磨かれていくことでしょう。

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ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!