USCPAのフィリピンライフ
USCPAの活かし方(国内編)

USCPA(米国公認会計士)を日本国内で活かす方法【監査業務はお勧めします!】

USCPA(米国公認会計士)を日本国内で活かす方法

 

USCPA合格後、どのようにUSCPAを活かしたらいいのか迷っている人もいると思います。折角貴重な自分の人生の時間を削って取得したUSCPAですから当然ですね。

以前USCPAの海外での活かし方を書きましたが、今回は日本国内での活かし方について触れてみたいと思います。

USCPA(米国公認会計士)が日本国内で活かす方法

USCPA(米国公認会計士)が日本国内で活かす方法は下記が挙げられます。

その1:監査法人に転職して、監査業務で活かす
その2:監査法人に転職して、アドバイザリー業務で活かす
その3:税理士法人に転職して、税務のスペシャリストになる
その4:外資系企業の経理部に転職する
その5:独立する

実際にUSCPAとして働いていて思うこと

今回はその1について書きます。

会計士としての本業は「監査業務」です。監査報告書にサインできるようになることが最終ゴールなのかもしれません。ですから、USCPAを本業で活かしたいのであれば、やはり監査業務を経験するのがいいと思います。

しかし、日本では監査業務は日本の公認会計士の独占業務なので、USCPAの方は日本の公認会計士のお手伝いがメインとなります。監査業務の経験は積めるので、将来的にUSCPAの本業である監査業務でご飯を食べていきたいと思う人はぜひ監査法人に転職して、監査業務の経験を積まれることをお勧めします。

私は事業会社の経理業務からのUSCPA取得でした。そこからコンサルティング会社に転職しましたけど、正直監査業務の経験は欲しかったです。というのも、監査業務は会計士としての基本業務を全て勉強できる業務なので、下働きが多いもののその分実務をガッツリ学べるし、監査業務における”目の付け所”みたいな勘が養われるからです。

私はコンサルティング会社に転職してから、デューデリジェンスなどの企業評価の仕事を受けることがありますが、監査業務の経験がないために目の付け所がよく分からず、苦労しました。

ですから、USCPAとして今後キャリアアップを図っていかれるなら、まずは監査業務でじっくり数年間働くことをお勧めします。若い方であれば特にそうです。

私はUSCPAを取得したのが30代中盤だったので、そのくらいの年齢になってしまうと、監査業務に入っていても、20代の上司になりそうで、私は構いませんが相手が気の毒にも思えたので、敢えて監査法人には行きませんでした。

もちろん監査業務を経験していなくても、USCPAとして働き口はありますが、会計士という職業からすると監査業務の経験値はあった方がいいです。

後々の仕事にも役立ちますよ。

折角時間を投資して取得したUSCPAですからぜひ自分の納得する形で活かしてくださいね!

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!