USCPAのフィリピンライフ
国際舞台希望者

【転職・海外移住】資格を取得するなら認知度の高さで選ぶべき理由

転職や海外移住など人生をガラッと変えようとしている人の多くは不安で仕方がないためになにかすがるものが欲しいと思うものです。その代表格として資格取得があります。資格取得の目的にもよりますが、特にこだわりがないなら認知度の高い資格を目指した方が絶対お得です。ではどんな資格を目指せばいいのか考えてみます。

資格取得が流行になっている現実

今に始まったことではないですが、日本では資格取得がブームになっています。資格取得だけでなく、TOEICやTOEFLなどいろんな場面で公的な証明を求められることが多い世の中です。資格なんて意味ない、実力さえあれば資格なんてなくてもいいんだといって我が道を貫いている人もいますが今では少数派でしょう。資格があれば将来役に立つ、強みになるとか、資格を持っていれば転職が簡単にできますよといった資格ビジネスまで登場しています。

日本人の隣を気にするマインドと相まって資格ビジネスに惑わされている人も多いでしょう。

とりあえずみんな資格を取ってるから、なんとなく取るという流れで自分の考えがない人があまりにも多いように思います。

目的を持たない資格取得の危険性

現代はグローバル時代です。まさに地球が一つであることを感じ、国境の壁がどんどん下がっています。そんな中、病原菌一つで世界がガラッと変わってしまう世の中になりました。地球の反対側で起きていた事件であってもすぐさま自分の生活に影響が出てしまうような時代です。昔は日本では終身雇用という名のもとに会社で頑張っていれば、それほど優秀でなかったとしてもちゃんと給料は毎年上がり、ボーナスもそこそこもらえていました。だからこそ転職なんてする必要はなかったし、頑張っていさえすればそれなりの生活を送るだけのお金は会社がくれたものです。

しかし、そんな時代は終わりました。大きな会社であってもいつつぶれるか分からない時代です。あれほど日本の電機産業の中心にいたT社が会社解体の憂き目にあっています。今でも信じられません。そんな時代だからみんな心に余裕がないのでしょう。じっくり考える心の余裕もなさそうです。

周りに置いていかれたくない。

そんな不安からとにかく資格だ、資格さえあればなんとかなる・・・そういう心理状況での資格取得は危険です。

気持ちは分かります。しかし、自分の人生です。ここはじっくり自分を中心に考えてみてください。

「どうなりたいか」から逆算して資格を取得しよう

前段と矛盾するように聞こえるかもしれませんが、資格は有効です。

しかし重要なのは、必要な資格を取る、なりたい自分になる手助けになる資格を選ぶという点です。闇雲に手あたり次第資格を取得することは趣味の領域を出ません。もちろん資格取得したいというなら大いに結構ですが、先に「自分はどうなりたいのか」があってからの資格ということであれば、将来のなりたい自分になるために手助けとなってくれる資格を選ぶべきでしょう。

みんなが取ってるから~、周りがみんな持ってるから~というだけでは挫折するだけです。

資格というのは目指すなら取得しなければ意味はありません。もちろん勉強したことには意味はありますが、資格は取得できてなんぼの世界です。努力しても最終的に取得できなければ誰も認めてくれません。ただの自己満足で終わってしまいます。

だから資格を取得するなら逆算思考で、将来どうなりたいのかからスタートし、その資格が将来なりたい自分の手助けになるのであれば、取得できるまで頑張る決意を固めましょう。その決意が資格勉強中に何度も直面する困難に立ち向かうだけの原動力になるからです。この決意がなければきっと挫折してしまうでしょう。だから決意がなによりも大事になるのです。

海外移住・海外転職するなら持っていて損しない資格を取得する

私のブログは海外移住や海外転職を目指している方がよく見に来てくれているので、最後に海外移住・海外転職する場合に持っていて損しない資格を紹介します。

その前によく海外移住や海外転職をする際に、英語力を証明しようとする人がいます。

ところが世界に出れば英語はできて当たり前です。英語ができるなんて当たり前すぎて評価されません。むしろできないと話になりません。海外に行くと英語でコミュニケーションを取る機会がありますが、現地の人から「英語上手ですね~」と褒められることがありますがこれは日本人が馬鹿にされていると思った方がいいでしょう。それほど「日本人=英語できない」が浸透していると思うと情けなくなります。日本人だけですよ。英語できてすごいねえなんて言われて偉そうにしているのは。でも実際は英語ができるだけでは物足りません。英語で何ができるかが大事なんです。

ちなみに、言っときますがここで言う「英語ができる」というレベルはなにもネイティブのようにペラペラ話せるとか、きれいな発音で文法も間違えないでかっこよく話せるとかそういうことを指しているわけではありません。

ここはよく勘違いが発生しますが、日本人である以上、英語は外国語です。どんなに努力したところでそれなりにしかできるようにはなりません。でもそれでいいんです。それで十分なんです。ここでいう英語ができるというのは相手とコミュニケーションが取れて、自分の言いたいことが伝わって相手の言っていることが分かって物事を前に進められる言語能力のことを指します。文法とか発音はそこそこで大丈夫なんです。そりゃあ文法は完璧で発音はきれいな方がいいに決まっているけれど、そんなことと海外で働くことができる、生活できることとはあまり関係がありません。逆に文法は完璧、発音はアメリカ人並みである人であっても、自分の主張を通せなかったり、相手と意思疎通ができなかったらその人は英語力がないという判断になってしまいます。

ちょっと長くなりましたが、英語の資格取得は目指してもいいけれど、そこそこでも全然大丈夫ってことです。それよりも英語で相手とコミュニケーションが取れるスキルの方が大事ですね。正直相手はあなたの文法や発音なんて全く気にしていません。

海外転勤者で英語ができない人の末路

ということで、海外転職・海外移住をするなら英語力は必須です。でも英語のプロ(通訳者とか翻訳者)になる人でない限りはそこそこで十分ですのであまり肩ひじ張らずにリラックスしていきましょう。

【これって英語!?】実はこんな英語で十分通じる!私の体験談を暴露します(先輩ごめんなさい!)

私の体験談からって言うことでもないですが、海外は言語こそ違えど、数字とITは共通です。だから数字とITに関わる資格は結構つぶしが効きます。

数字という意味では企業の成績表である貸借対照表(BSといいます)や損益計算書(PLやISといいます)を作るルールは今やほぼ世界共通なのでルールさえ分かっていれば結構いろんな国で働けると思います。職種で言えば経理や財務ですね。そういう意味では、簿記、BATIC、USCPAなどは資格として持っておいて損はないでしょう。営業職だって数字から離れることはできませんから営業職こそ勉強した方がいいくらいです。経理職は逆に日常の細かい作業に追われてしまい、全体が見えない傾向にありますから、経理職の場合は逆に全体を見るような勉強をした方がいいでしょう。それこそ公認会計士、税理士、USCPA、CMAなどですね。

USCPAは東南アジアで活かせる理由。海外勤務経験は不要です【私は海外勤務未経験でUSCPA取得後に東南アジアのフィリピンに転職できました】

ITも世界共通です。日本とアメリカでパソコンの作りが違うということはないでしょう。インターネットの仕組みが違うこともないです。ですからIT系の仕事も世界で需要がありますね。今やインターネットがありますからこの仕事こそ国境がなくなりました。私が住んでいるフィリピンには多くのIT企業があります。しかもその多くの企業の顧客は海外です。例えば住宅の設計屋さんとかITサポート会社などです。フィリピンに事務所はあるのにお客はアメリカにいたりします。これこそインターネットがなし得る技ですね。

このように、英語力を土台にして、数字やIT系の資格を取得することで海外移住・海外転職がグッと近くなることでしょう。

で、ここで深く考えてはなりません。新しいことにチャレンジすること、新しい世界に飛び込んでいくことはとても大きな恐怖を伴います。でもそれは当たり前ですし、ごく自然なことです。それが人間の防衛本能だからです。要するにその恐怖は幻想です。その幻想に惑わされてはなりません。だからこそその部分は考えてはいけません。決めたらなにも考えずに飛び込むのです。失敗したら戻ればいいんです。時間は取り戻せませんが失敗は取り戻せます。以下から資料を見て検討を開始してください。

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人生に勢いは大事です。私も勢いでフィリピンに移住しちゃいましたが勢いで移住してよかったと思います。勢いで移住していなかったら色々言い訳して移住しない理由や移住のデメリットを探して移住しない決断をしていたような気がします。私の周りもほぼみんな反対でしたしね。身近な家族ですら反対されましたからやはり自分で決めるしかありません。

USCPAとして突然退職し、フィリピンへ移住した理由【覚悟はいります】

今すぐ行動です。頑張ってください!応援しています!

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!