USCPAのフィリピンライフ
国際舞台希望者

【転職・海外移住】せっかく取得するなら海外で使える資格を選ぶべき理由

日本でも海外移住や海外転職を目指す人が増えてきました。内向き・下向き・後ろ向きと揶揄されてきた外に出たがらない日本人が海外に目を向け始めていること素晴らしいことです。しかし海外に移住するのは何かと不安。そこで海外で使える資格を持って海外移住・海外転職してみてはいかがでしょうか。考察してみます。

海外にいる日本人が増加中!

海外に住んでいる日本人の数を知っていますか?

外務省の統計によれば、2020年10月1日時点でなんと約135万人が海外に住んでいるそうです。全人口数が約1億2,000万人ですから約1%くらいの人が海外に住んでいる計算になります。1989年時点で海外居住者は約50万人だったことを考えればものすごい勢いで海外に出ていく日本人が増えていることになります。

海外との交流が盛んになり、経済がグローバル時代に突入している流れからすれば当然なのかもしれません。今は日本だけで完結できることはほとんどなくなりました。
エネルギーは中東から輸入しないといけないし、食料であっても牛などが食べる飼料はアメリカから輸入しなければなりません。肝心の製造業は東南アジアに展開しています。

これほどまでに海外が身近になっている中では内向的であった日本人でも海外に出ていくことになっているのは時代の流れでしょう。

まあそんなことを言っている私も海外に住んでいるのですが・・・。

英語系資格は必要だけど十分ではない

そんな日本人でも海外に移住や転職をする時代になってきたからなのか、それとも企業の広告宣伝の努力のたまものなのかは分かりませんが、英語を勉強する人が増えてきているように思います。

海外移住・海外転職=英語系資格」という考え方なのか、海外に行く人は全員英語ができないといけないと思われている節があります。

もちろん英語力があった方がいいに決まっています。しかし、日本で語られている英語力というのが少し”お勉強寄り”になっている気がしてなりません。

ここでは詳細には語りませんが、海外で求められる英語力というのは、いわゆるTOEICやTOEFLの点数が高ければよいというものではありません。それよりも実践的なというか使える英語力の方が大切です。英語系の資格があった方が良いですが、それが必要というわけではないですし、英語系の資格を持っていれば海外で生けていけるというものでもありません。

海外転勤しても英語が上達しない人とペラペラになる人の違い

海外転職したい、海外移住したいという人は、英語系資格を持っていることは必要かもしれないけど十分ではないということは頭に入れておいた方がいいでしょう。

【アジアにある子会社へ転勤】仕事に必要な本当の英語力

海外で使える資格を取得する

もちろん英語系の資格は持っていて損はしません。ある程度の英語力はあった方がいいですし、英語系資格は英語学習の指針にもなるので、英語の基礎力が足りないと思っている方は最初に少し英語の勉強はしておいた方がいいでしょう。

その英語力を基礎にして、海外で使える資格を取得しておくとより安心です。

特にプロフェッショナル系の資格は安定しています。

日本語教師、美容師、調理師などでしょうか。

日本語教師は分かりやすく、皆さんイメージしやすいと思います。

美容師は意外かもしれませんが、日本の美容師や床屋はすごいです。

日本では1,000円カットなどが普通にありますが、フィリピンにいる日本人の美容師さんの床屋は予約が取れません。日本人の予約で数週間先まで埋まっています。現地の価格水準からすれば数百倍の値段ですが、それでも予約が途切れません。

私はフィリピンに住んでいますが、日本に住んでいた時は床屋に通っていました。日本に住んでいた頃はなんとも思いませんでしたが。フィリピンにきて初めて日本の床屋の素晴らしさに気付かされたのです。日本の床屋さんの繊細さ、サービスレベル、気の遣い方は段違いです。マッサージも最高ですし、シャンプーや髭剃りなんかは神のレベルです。そういう日本の技術というのは海外の人も真似したいのです。そういう日本では当たり前だけれど、海外には伝わっていない細かい技術などを指導できるならそれだけで仕事になります。調理師も分かりやすいですね。フィリピンでも日本食は大人気ですが、日本人が食べ慣れている日本食とは少し違います。それはそこで調理している人が日本食を知らないからです。日本に行ったこともない人が日本食を作るんですから無理もありません。

こういった日本でも当たり前だけれど、海外ではまだ当たり前ではないことはたくさんあります。

だからあなたが持っているその資格、今目指している資格であっても、日本では人数がたくさんいるけど、ひとたび海外に出れば一気に希少価値が高くなる可能性は十分にありますよ。

世界共通の数字とITに関わる資格は強い

特段今の段階で特技がなくてもチャンスはあります。

英語力はある程度必要なので、英語力に不安がある方は中学校レベルの英語だけで十分なので数か月程度は英語力を集中的に鍛えてください。それ以上はやる必要はありません。あとは実際に海外に来てから実践で磨けばOKです。いくら素振りをしてもヒットは打てるようにはなりません。素振りをやったらすぐに本番の試合に出ることです。もちろん最初はバットにボールは当たらないでしょう。でも100回くらい試合に出れば1回くらいは当たるようになります。もちろんその間も素振りは続けますし、当たらなかった原因分析は毎日行うという前提です。

英語の勉強を数か月したら、特技のない方は数字とITに関わる資格を目指すことを提案します。

理由はどちらも世界共通だからです。

数字であれば財務会計など会社経営に関わる資格がいいでしょう。簿記、BATIC、税理士などです。
ITは今や本当に幅が広く、どの分野を切り取ってもプロフェッショナルなら仕事があります。

海外で使えるという意味では、USCPAやEAはお勧めです。

私も両方の資格を保有していますが、そのお陰で海外で就職できました。持っていて損はないですし、英語の勉強も一緒にできるので個人的には一番お勧めです。
特段特技がないという方こそ目指してもらいたいと思います。
USCPAをご存じない方は以下の資料から資格について勉強してみてください。

無料資料請求する

海外転職・海外移住は本当に人生が変わります。

もちろん万人に受けるとは思っていませんが、実際にやってみないと自分に合うのか合わないのかが分からないことも事実です。うまくいけばそのまま続ければよし、別の国に行ってみるのもよしです。自分に合わないことが分かっても日本人であれば日本に帰ればいいだけです。一回日本に帰って数年小休止して再度別の国に行くのもアリですし、海外に出ると日本の良さがよく分かるので日本で過ごすのもよいでしょう。

いずれの場合でも海外に出てみなかったら絶対分からなかったことです。

人生は一回です。成功も失敗もありません。どちらの場合でも長い人生で見ればすべて良い経験となるだけです。しかし失敗は取り戻せますが、時間だけは取り戻せません。ちょっとでもやってみたいな、チャレンジしてもいいかなと思った時が行動する時です。しかしこの気持ちは長くは続きません。人間は防衛本能がありますから現状維持する方向に必ず傾きます。心理的にも物理的にもです。だから時間が経てば経つほどやらない方向に急激に傾いていくのです。だから「今」行動しないことは一生行動しないことを意味します。少しでもやりたい、やってみたいという気持ちがあるなら今やるべきです。失敗したら、こりゃ間違えたと思ったら戻ればいいだけです。ただそれだけですのでとりあえず行動しちゃいましょう!行動すれば次の景色が必ず見えます。その時にまた判断すればいいだけです。

この記事に出会ったのもなにかの運命です。

「今」やりましょう!

資格取得後の転職で悩む場合はコンサルに相談してみましょう。
マンツーマンで相談したい!
マンツーマンで転職活動を支援するコンサルティングサービス【ゲキサポ】
USCPAの出口を探したい
公認会計士・税理士・経理の転職求人情報なら【ジャスネットキャリア】
コンサル業界に興味あり!
新規会員登録(無料)はこちら【アクシスコンサルティング】

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!