日本企業の海外進出に伴い、金融機関も日本を飛び出して企業支援を行う必要性が増しています。金融業界は各国では規制業種ですから、支店を現地に開設できれば御の字で、多くの場合は地場銀行への資本参画で進出することになり、現地の社員と一緒に働くことになります。海外転勤が決まったらすぐに準備に取り掛かってください。
海外では数字が共通言語になっている現実
海外ではどの国に行っても、ほとんどの場合はビジネスでは英語を使います。金融機関であればお金の勘定がメインの仕事ですから数字で会話をすることも多くあります。日本の場合よりも数字が意識されて仕事が回っている印象です。ですから数字がある意味で共通言語なっているようなものです。
海外転勤の不安。それは英語で数字が語れないから
最近のサラリーマンは海外で働くことを嫌がる傾向にあるようです。私はフィリピンで日系企業の経営支援を行っていますが、日系企業における多くの経営者は駐在が長期に及ぶ傾向があります。駐在開始時は当初の任期は3年~5年の企業が多いように思いますが、後任が見つからない、やっと後任が見つけられたと思ったら家族の反対で駐在ができなくなったなど多くの企業が人事の問題を抱えています。結局のところ皆さん海外転勤が不安なのです。しかし、不安になるのは当然でしょう。なぜなら一度も海外で働いたことがないからです。それにほとんどの駐在員は残念ながらあまり英語が得意ではありません。
さらに金融機関からの出向者は数字で語れなければなりません。つまり英語力に加えて数字で会話することも必要になりますからさらにハードルが上がります。行ったこともない場所で知らない国籍の人たちと英語で仕事をしなければならないという苦痛でしかない生活が待っていると思うと、不安になるのも納得できます。
海外転勤者には時間がない。英語で財務会計を勉強してショートカットする
不安に思っているだけでは何の解決にもなりませんので前向きな話をしましょう。そんな不安たっぷりな中であっても海外転勤している金融機関の関係者は大勢います。いつあなたに白羽の矢が立つかは誰にも分かりません。その時は突然訪れるものです。その時に備えて今から準備しておいた方がいいでしょう。とにかく英語で数字を語れるようになることです。
英語は義務教育時代の英語力はもちろんのこと、それに加えて海外で仕事をするためには発信力がなによりも重要になります。英会話の授業の時のようにはいきません。誰も助けてくれません。ですから英語で自分の言いたいこと、伝えたいことを伝えられるようになり、相手を動かせる言語能力が必要です。これはなにもネイティブのようなきれいな英語を話せるようにならないといけないということではありません。英語で物事を前に進められる能力です。英語力に不安な方はアウトプット力に焦点を当てて集中的に勉強するようにしてください。
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海外赴任予定者が短期間で英語力を劇的に伸ばす方法【学習目標を明確に!学習内容を絞り込む!】
財務会計は帳簿を作る能力よりも、それを活用する力を身に付けてください。できれば英語で学習した方が効率がいいです。海外では「貸借対照表」と言ったところで通じません。”英語で”学習するようにしてください。
資格を利用して短時間で網羅的に学習する
英語で財務会計を勉強するには資格の勉強を通して体系的かつ網羅的に学習することが近道です。以下のリンクから資料を取り寄せて学習を開始してください。
英語と財務会計は海外で仕事をする場合の共通言語です。身に付けておいて損することはありませんのですぐに学習に取り掛かりましょう。これからの日系企業を支えるのは金融機関に勤めているあなたです。ぜひ強力なサポートをお願いしたいと思います。
応援しています!