海外転勤が初めての方への伝言

海外転勤者で英語ができない人の末路

海外転勤者には英語力は必須です。

特に発信力=アウトプット力がないと海外生活を続けることも難しくなります。

私は2015年からUSCPAとしてフィリピンに赴任し、日系企業を中心とした企業の経営支援を行っています。その中で数多くの現地駐在員とお会いしました。

最初は苦労したけれど、その後は精力的に活動されている方、途中で日本への帰国を余儀なくされた方など様々な方がいました。

色々な個人的な理由はあるにせよ、私から見ると英語力の有無によって違いが出ていた気がします。

今回は、海外転勤者が英語ができないとどうなってしまうのかを解説します。

英語ができない人がたどるプロセス(概要)

海外転勤者で英語ができないとどうなってしまうのか。

英語ができないと下記のようになります。

①仕事が回らない

②現地社員に舐められる

③心が閉ざされていく

④家から出なくなる

⑤現地に馴染めない

⑥強制帰国命令

下記に順番に解説します。

①仕事が回らない

英語ができないことで仕事が回らなくなります。

なぜなら的確に指示が出せないからです。

的確に指示が出せないからミスが多発します。

ミスが多発すればそのミスを直さなければならないわけですが、英語ができないので指示もうまくできません。

その結果またミスが出て・・・という感じで悪循環に陥ります。

海外転勤者は本社の指示で現地に赴任しています。

当然ながら仕事を回すことを目的に駐在しているわけですから、仕事が回らなかったら元も子もありません。

②現地社員に舐められる

英語ができない結果、現地の社員に甘く見られます。

しかしここで誤解してほしくないのは、英語ができないと言ってもペラペラでないということを言っているわけではありません。

私が見てきた駐在員でも英語がペラペラでない人が99%です。

お世辞にも英語が上手とは思えない人も多いです。

しかし、それでも現地の社長や管理職として立派に仕事をしている方がいます。

これは日本人の特徴かもしれませんが、日本人は英語を話すときは完璧じゃないといけないという発想があるようです。

間違えてはいけない。正しくしゃべらないといけない。

しかし、こんな考えでいると、間違えることを恐れて英語を話すのが恐くなります。

こうなってしまうと、自分から発信することがだんだん減っていき、しまいにはしゃべらなくなってしまうのです。

現地の社員からは「あの人は逃げいている」と判断されます。

この職務放棄というか責任逃れというその姿勢こそが現地社員に舐められてしまうのです。

日本人なんだから英語が下手で当たり前なのです。

海外では開き直りがとても重要です。

上手に発音できなくて当然、文法が間違っていても驚きません。

それでなくても、世界からは日本人は英語ができない国民と思われてるんですよ。

これは私の感覚ですが、フィリピンに住んでいて少し英語を話すと、「おー!あなた、英語できるんだね!!」って現地の人にビックリされます。

これは日本人が舐められている証拠です。

海外に出れば英語を話すなんて当たり前なのです(上手とか下手とかそういうことじゃないですよ。英語でコミュニケーションを取るという意味です)。

それなのにビックリされるということは、それだけ日本人は英語ができないというイメージがしみ込んでいいるということです。

ここで重要なのは、英語の上手下手という問題ではなく、その問題やミスを解決するためにしっかり指示を出そうとしているか、ちゃんと解決しよう、リカバリーしようとしているかというその姿勢を問題視されているのです。

その目的があるなら英語が下手でもちゃんと自分から発信して指示すべきなのです。

1回で伝わらないなら2回言えばいい。

それでもダメなら3回、4回と言えばいいんです。

日本人は英語を話すときにはなぜかカッコつけようとする癖があります。

そもそも外国語なんだからカッコよくなんて話せませんよ。

正しい英語を話すのだって大変なんです。

だったら、伝えきるまで、相手が理解できるまで何度も何度も繰り返して言うしかないんです。

間違えたらもう一回言って正せばいいんです。

英語なんだからしょうがないだろーが!くらいの感覚で話せばいいんですよ。

なんとか問題を解決したい、リカバリーしないといけないという責任感は必ず現地の社員は汲み取ってくれます。

相手は人間ですから言い方や雰囲気で、英語はメチャクチャであっても必ず分かってくれるんです。

問題なのは、どうせ通じないからとか英語が苦手だからと日本人自ら心を閉ざしてしまうことなのです。

【これって英語!?】実はこんな英語で十分通じる!私の体験談を暴露します(先輩ごめんなさい!)

③心が閉ざされていく

現地の社員に舐められるとなかなかうまくいかなくなります。

どんどん英語を話すのが辛くなっていきます。

自分は英語が下手だ、自分の英語は通じないんじゃないか、相手は自分が言いたいことを理解してくれないんじゃないか、それならもう話す意味はないんじゃないか・・・こんな風にどんどんネガティブな思考になっていきます。

まさに心が閉じていっている感じです。

④家から出なくなる

心が閉じてしまうと、何をするにも恐怖を感じるようになります。

家から一歩出ただけで自分が笑われているような気さえします。

そうなると、もう家からも出なくなります。

⑤現地に馴染めない

家から出れなくなると、仕事どころか外の世界とのかかわりもなくなっていきます。

コンビニやスーパー、居酒屋など日常の生活にすら溶け込めなくなります。

こうなってしまうと、折角の海外生活でも現地に馴染めず、人との交流も無くなっていきます。

完全に家の中での引きこもりになってしまうのです。

⑥強制帰国命令

ここまできてしまうと、もはや当初の任務なんて遂行不可能です。

駐在員は本社の指示で現地に駐在しているわけですから、住居費用は会社負担ですし、生活に必要な車や学校の学費など、場所によっては危険手当などあらゆるお金がかかっているので、任務を遂行できない以上会社としてこれらを負担することはもう無理でしょう。

こうして駐在生活も道半ばにして日本へ帰国することになります。

なお、日本へ帰国したからといって、すぐに回復するわけではありません。

相当な心理的、肉体的ダメージを負っているので日本に戻ってもしばらくはリハビリが必要になります。

この間は本人もつらいし、会社も負担が大きく海外駐在員の後遺症は大きいものです。

まとめ:海外転勤脱落者を出さないために英語は勉強しておこう!

いかがでしたでしょうか。

英語ができない、英語で発信できない、ただそれだけの事象から始まる負の連鎖が少しご理解頂けたのではないかと思います。

私は一緒に海外駐在生活を送ってきた同胞にはぜひ「良い経験だった」という感想を持って日本に帰国してほしいのです。

大変な海外生活を一緒に過ごしてきた同胞が道半ばで帰国してしまうのは本当に悲しいです。

このような事態を避けるべく、海外転勤が決まった方はぜひ英語を勉強しておいてください。

たかが英語、されど英語です。

英語は少し頑張れば誰でも伸ばせる能力です。

伸ばせる能力なら伸ばしておきましょう。

それだけで海外転勤の不安が一つ解消されると思えば安いものです。

そんな英語を勉強するためだけに時間をかけていられないという方は下記のリンクを参考にしてください。

ハイブリット英会話スタイルで伸ばす「アクエス」

【1ヶ月で勝負!】1ヶ月でマスターする海外転勤者の英語学習方法!

【海外転勤の辞令発布】英会話の勉強には英会話スクールを利用した方がよい理由

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ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!
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