海外転勤者のTOEIC

【海外転勤者には不要!】それでもTOEICを基準にしたい方へ

海外転勤と聞けば、すぐにTOEICの点数が気になってしまう人もいるでしょう。

TOEICは日本では有名な英語能力を測るツールであるし、最近ではTOEICの点数によって社内での昇進に影響が出たりするすることもあるようです。

2015年からフィリピンに駐在し、日系企業のサポートをしてきた私からすると、TOEICの点数なんて参考程度以下でしかありません。

実体験をもとに解説してみたいと思います。


私はTOEICを英語力の基準にはしない

タイトル通りですが、そんなこと言いながらも私も昔はTOEICの点数を気にしていました。

しかし、2015年からフィリピンに赴任し、実際に日常生活を英語漬けで過ごす日々に直面しました。

USCPAとして多くの日系企業のサポートを行っている中でたくさんの日本人に出会いました。その中で分かったことがあります。

それは、TOEICが高得点にもかかわらず、英語が話せない人はいる

しかし、TOEICが300点台なのにちゃんと英語で仕事ができている駐在員もいるという事実です。

この実体験があるため、私はTOEICの点数が高かろうが低かろうがその人が海外で働ける能力があるかどうかの物差しにはTOEICは使わないことにしました。

これはTOEICの試験そのものの特徴からすれば当然なのかもしれません。

実際に受験したことがある方ならお分かりと思いますが、TOEICというのは問題量がとてつもなく多いのです。

英語ができる人であっても、全ての問題に対して完璧に読んで回答する時間というのは恐らくないでしょう。

そう、ここがTOEICの特徴なのです。

TOEICというのは、「全部真面目に読んでいたら終わらないように作られている試験」なのです。

じゃあTOEICの目的はなにか。

それは「情報処理能力」を測定する試験であるということです。

つまり、多くの情報の中から素早く正確な情報を捕まえることができるかどうかという能力を測る試験なのです。

ある目的に対してその回答を素早く探す能力を試す試験とでも言いましょうか。

このような多くの情報の中から必要な情報を探し出す能力を測るのですから、英語力とは直接関係ないところが大きいのです。

海外転勤者に必要な英語力は発信力である

本ブログでは何度も繰り返し主張しているように、海外転勤者に求められる英語力はあくまで発信力です。

自分が言いたいことを正確に相手に伝えられる能力のことです。

TOEICは情報処理能力を測る試験ですから、この発信力は測ることができません。

このため、TOEICで点数が高い人は情報処理能力には優れていても、それと同時に発信力が優れているかは別問題なのです。

私もフィリピンで日本人を採用する時には注意しています。

履歴書の中にほぼ全員と言っていいほど、資格の欄にTOEICの点数が書いてあります。

皆さんさすが海外で就職しようというだけあって、800点台、900点台の方が大勢います。

そういう方を採用して実際に一緒に働いたとしても、仕事で必要な英語力というのは情報処理能力ではなく、相手との交渉やディスカッション能力だったりするわけです。

残念ながらTOEICの点数ではこれらの能力までは測れませんので、私が日本人を採用する時はTOEICの点数は参考程度にしか見ません。

いや、むしろ見ないかもしれません。

TOEICの点数が低い人でも、仕事ではきちんと自己主張をし、お世辞にも上手な英語とは言えない人でもしっかりと相手と交渉したり、ディスカッションして仕事を進めている人はたくさんいます。

実際の現場というのはそんなものなのです。

それでもTOEICを基準にしたいなら学習の目的を明確にすること[ゴールと期間]

とはいっても、なにか学習の指針がないと嫌だという方もいるでしょう。

そのような方はTOEICを勉強するにしても、まずは学習の目的を明確にしてください。

目的なき学習は、海図を持たずに風に任せて航海を続けることと同じです。

TOEICは点数で結果が示されるだけですので、どこまで勉強しても満点が出るまで終わりがありません。

ですから、まずは自分の現在の実力を測定してください。

その後、自分がどうなりたいのかを決めましょう。

TOEICですからとりあえずは点数で決めることになると思います。

650点とか800点とか。

そして学習期間を決めます。3ヶ月程度を区切りにするといいでしょう。

3ヶ月間の学習プランを立て、その通りに学習を進めます。

3ヶ月後には効果測定を行いましょう。

これで自分の学習進捗を正確に把握します。

これを繰り返して目標達成まで突き進むのです。

そして、目標が達成したら終わりです。

次の目標を立てて進みましょう。

ポイントはダラダラやってはダメだということです。

必ず、ゴール(目標とする点数)と学習期間を決めて、定期的に効果測定をして目標までコントロールすることが大事です。

まとめ:海外転勤者はTOEICは不要!活用するなら目的を持って!

海外転勤者はTOEICの点数が直接仕事の出来不出来に影響することはありません。

従って、TOEICの点数が高いからといって仕事ができるわけでもなければ、TOEICの点数が低いから仕事ができないわけでもありません。

あくまで発信力が大事です。

もしTOEICを英語学習に活用するなら、必ず最初にゴールと学習期間を決めて臨みましょう!

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!