USCPAのフィリピンライフ
人事評価

評価されずに悩んでいる経理担当者を救いたい【体験談あり!】

経理で評価されずに毎回悩んでいる人が多いと思います。私もその一人でした。ずっと悩んでいました。しかし今は経理から抜け出し、希望通りの働き方ができています。だからこそ評価されずに悩んでいる経理担当者の力になれればという思いでブログを書いています。悩みながらも日々きちんと行動していれば必ず道は開けます。

筆者の概要と本記事の目的について

こちらのブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
簡単に自己紹介します。

年齢:30代後半
経歴:中堅大学卒→上場企業就職→経理部に配属→情報システム室に異動→突然の退職&フィリピン移住→コンサルティング会社に転職→海外生活満喫中(現在)

大学時代は体育会水泳部で水泳とバイトを繰り返す日々。
大学卒業まで勉強らしい勉強はなし。
就活で内定をゲットするも、バリバリの営業会社なのに営業に向いていないという判断で、なぜか経理部に配属。
簿記という単語すら知らない状態で仕事スタート。
借方貸方を「かりほう、かしほう」と読み先輩からため息が出る始末。
入社後簿記3級も取れない有様。なんとか2回目で合格するも、2級もあえなく撃沈し、会社命令でなぜか坊主に(今の時代ではパワハラ認定確実か)。
会社の先輩からは「いつ辞めるの?」という変なプレッシャー(パワハラ!?)を毎日のように浴びせられて心が削られる毎日を過ごす。
営業中心の会社なので仕事ができてもまったく評価されず悶々とした年月を過ごすこと約10年。
自分を高めたい一心でスキルアップに励む。この頃にUSCPAを取得。しかし会社の評価は変わらず。むしろめんどくさいやつ扱いに。
経理に嫌気がさし、部署異動希望。なぜかプログラマーチックな部署へ転身。
ところが、コンピュータを相手に仕事はできないと自分の限界を悟り、退職を決意。
経理の経験を買われ、フィリピンでの就職先が決定。
環境を変えるべくフィリピン移住を独断で決断。
家族にフィリピン移住を伝えるも、猛反対に合い撃沈。
なんとか家族の説得に成功し、晴れてフィリピン移住。
経理の経験を活かしながらUSCPAとして日系企業のサポートに邁進中。

本記事について

読者層:上場企業や大企業の経理担当者の方々
書いている理由:日々の経理業務で疲弊している方々を応援したい。

経理は評価されない?あなたも感じている具体例

上場企業や大企業の経理部で働いている方であれば「なんでこんなに頑張っているのに評価されないんだろう・・・」と悩んでいる方は多いでしょう。その気持ちはとても分かります。なぜなら私もそう感じていた一人だからです。

例えば以下のようなことを日々感じて悩んでいませんでしょうか?

人事評価が”相対的に”低い
評価が中途半端でモチベ上がらず
曖昧な評価で納得いかない

つらいですね。。。

決して楽な仕事じゃないのに最終的に評価されない仕事というのは精神的なダメージがデカいです。

人事評価が”相対的に”低い

経理部員の評価が低いことはよく起こります。上場企業や大企業なら余計にそうです。なぜか?簡単に替えが効く仕事だからです。中小企業ではこうもいきません。中小企業では人数が限られているし、経理の人が会社のお金を握っていることが多いので、結構重要視されていることが多いです。しかし、上場企業や大企業だと経理部だけで数十人はいます。取引先が多いために同じような仕事をこなす人の人数が多くなるのです。ということは仕事量は多くても仕事の難易度ではそれほど高くない(と会社は思っている)ので、どうしても評価は全体からすれば低くなってしまう傾向にあります。仕事量が多いだけにその分細分化されてしまうため、一人に割り振られる仕事は非常に限定されたものになりがちです。

仕事の難易度と携わる人数の多さに加えて、会社によっては営業部隊が強い場合は、経理部の評価は”相対的に”低くなる傾向があります。経理部の中では一番評価が高い人でも、営業部隊の評価と比べると、真ん中くらいの評価になってしまうということです。つまり営業主体の会社ではどれだけ経理が優秀でも営業部隊を超える評価を受けることはできない仕組みになっているということです。

このような例はほんの一例ですが、上場企業・大企業の経理の評価が低いことはしょうがないと言えます。

評価が中途半端でモチベ上がらず

経理というのはある意味仕事の内容が決まっています。しかも成果物としてもほぼ固定されているので結果が分かりやすいということもあります。これはつまり成果物を提出することで目標は達成されたことになります。

ということは、成果物の提出有無ではなく、本来はその成果物が提出されるまでの”過程”が本当の評価の良し悪しを決める要素になるべきだと思うのですが、これは日々のその人の仕事のやり方をよく観察していないと判断できないものです。しかし、経理部は総じて忙しいものです。上場企業ともなれば、3ヶ月に一回決算しないといけませんし、毎月の経営会議のために月次決算もきちんとやらないといけないし、場合によってはグループ会社の管理までしないといけないこともあります。成果物が予め決まっているとはいえ、その決まった成果物を期限までに提出するだけでも大変なのに、その過程まで観察しろというのは経理部長からすれば無理と思うのもうなづけます。

そうなると成果物を提出できたら評価は可もなく不可もなくという中途半端な評価にせざるを得ないのです。だってその良し悪しを判断するための”過程”はちゃんと見ていないのだから。

こうなると、経理部員のモチベーションは上がることはありません。上場企業や大企業の経理業務というのは一人で完結できるものではありません。チームワークで成し遂げるものです。チームワークというと聞こえはいいですが、悪い見方をすれば必ずサボるやつがいて、それをカバーする人員もいるということを指します。しかし、総じて成果物が期限までに提出されれば、経理部全体としては評価は〇なので、経理部員の評価はほぼ同列になるのです。こうなると、仕事をやってもやらなくても同じ評価になるケースが想定できるため、サボり気味の人からすればラッキーだし、優秀な人はモチベーションが下がってしまうのです。

このように経理部員の評価は足して二で割る的な評価に落ち着くことになり、全体での仕事に対するモチベーションは下がる傾向になるのです。こうして経理部には「指示待ち人間」や「省エネで働く」人を量産することになります。

曖昧な評価で納得いかない

曖昧な評価で納得がいかないケースも多いでしょう。上述で触れましたが、評価が曖昧になってしまうのは会社としての経理に対する目標が明確に設定されていないからです。経理部としての最終ゴールは明確です。しかし、その過程に対する評価項目を設定することは難しく、上場企業や大企業であってもそこまで評価項目を細かく設定できている会社は少ないと思います。私の勤めていた上場企業でもそこまでの細かい目標設定はありませんでした。というのも、目標設定=人事評価に直結するので、部門長としてもあまりハードルが高い目標を設定してしまうと、自分の首が締まってしまうということもあったでしょう。だから目標というのはできるだけ曖昧でかつ確実に達成できそうな目標を設定せざるを得ないのです。しかしこれでは働く側としては納得できないものです。現場で働いている身からすれば、誰が頑張っていて、誰が適当に手を抜いているかは分かるものです。でもそれが評価に反映されない現実があるとすれば面白くないでしょう。

私自身もこういった思考でかなり悩みました。最終的にはこれが会社という組織の限界なんだろうなあと思ってあきらめた側面はあります。評価される側の視点ばかりではなく、評価する身になって考えてみれば仕方がないと思えることも多いです。

経理が評価されない原因は、会社の経営者&文化にある可能性

経理が評価されない実態について、同じ境遇の方であれば賛同頂けるのではないでしょうか。現場にいる時は本当につらかったです。まったく出口が見えない日々でした。当時は見えなかったことが、会社を辞めて経営者を支援する仕事を始めてから少し見えるようになったことがあります。その観点から原因を考えてみました。

原因1:経営者の事情・思い・理解不足

転職して経営者の支援を始めてから分かったことがあります。それは経営者は「売上と利益を最大化したい」と考えているということです。会社というのは経営者に意思決定権がある以上、経営者の考え方を無視することはできません。ここはグッと我慢して経営者の目線で考えてみることにします。

すると、売上と利益を最大化したい経営者からすれば、経理というのは固定費であり、固定費であればできるだけ低く抑えたいという考え方になります。売上の増減に応じて経理人員の人数を変更できるならまだいいのでしょうが、現実的にはそうはいきません。売上が好調な時には10人の経理でOKだが、今月は売上が減ったから経理は2人にするとかできないのです。売上が多くても少なくても経理は10人で固定です。どうしても10人いないといけないなら、その10人の人件費はできるだけ低く抑えたいと思うものです。経理部の成果物は予め決まっていますから、その成果物が出てくるならそれ以上には興味はないのです(本当はダメですけど)。

経理部を評価するということは、固定費が上がるだけですから固定費を上げた以上に売上が立たないなら経理部を評価するインセンティブはありません。評価を上げても上げなくても成果物が出てくるなら評価は上げない方が経営者としては得です。より低いコストで同じ成果を手に入れられるのですから。

経営者になる人で、経理の実務を経験したことのある人はあまり見たことがありません。経理のことは知っているけれど、経理の業務の中身までは知らないことが多いです。皆さんのように経理の現場で働いている人からすれば、毎日なにかしら問題が起きていますね。しかし経理部員の方がその小さな問題を日々潰していっているから問題がないように見えるだけで本当は問題だらけです。しかし経営者にはそれが見えないので、経理業務=ルーチンワーク=いつも同じことを繰り返しやっているだけ、という認識になっています。

同じことを繰り返しやっているだけなら、今の給料のままでいいよねっていう発想になります。
現場の人間からすれば、世の中が動いている、会社の人間が日々動いている中で同じことを繰り返して同じ成果を出し続けることがどれだけ大変なことなのか身に染みて分かると思いますが、外から見ている人にはなにも起きていないように見えるのでこのような認識のズレが生じるのです。結局は経営者の経理業務や経理部に対する理解度の甘さからくるのですが、このあたりは大きな問題でも起きてみない限り経営者が理解する術はありません。まあ問題が起きる前に優秀な経理の方がそれを食い止めるので日の目を見ることはありませんが・・・。

原因2:仕事の性質上減点主義になりがち

経理の仕事は納期と成果物がはっきりしています。そしてそれを守れないことで大問題になります。ということは、納期通りに成果物を出せることが最低条件になりがちです。営業で言えば売上予算達成が経理の成果物の提出完了のはずなのに、営業では褒められ、経理では当たり前と思われるのです。営業で予算達成できなくても次回頑張ろうって言われて鼓舞されるのに、経理で納期通り成果物を出せなかったらマイナス評価を受けて大叱責を食らうのです。

なんともアンフェアだとずっと思ってきましたが、それが経理の宿命ですね。経理では減点主義が基本です。

原因3:仕事の評価が低い人が集まる部署になっている

さて、ここまで読んで頂けた方なら薄々気が付いていると思いますが、経営者からしたら経理は「なにもするな!」という部署になります。「なにもするな」の意味は成果物を期日通りにあげてくれればそれでよいということです。経理は固定費です。ただでさえ仕事の需給に応じて変えられないコストなのに、それ以上に負担するというのは経営者としては避けたいのです。こういうインセンティブがかかった経理部というのはどういう部署になるかというと、「指示待ち人間」&「できるだけサボろうとする人」が溜まっていくということです。でも経営者としてはそれでいいのです。成果物を納期通りに出してくれるのであればそれ以上は望みません。評価が低い人たちであればそれだけ人件費も抑えられるということです。こうして優秀な人はどんどんモチベーションが下がり、耐えられなくなって辞めていく。これで仕事の評価が低い指示待ち人間が量産されていくことになります。

経理だって評価されたい!やれることはやってみる!

経理=固定費=できるだけ少なくしたい。

これが経営者の思いです。
しかし、経営者は経理のことを知らないのも事実です。
経営者が「経理いいじゃん!」って思ってくれたらきっと経理の扱いも変わることでしょう。

会社で評価を上げるには、経営者にとって「いいこと」を実践して成果を出すのが早道です。

経営者が従業員を評価する軸は大きく言うと3つしかありません。

それは、売上・利益・資金繰りです。

売上

これは売上の拡大に貢献することです。売上は「単価×販売数量」で決まります。

つまり、値段を上げることに貢献するか、販売する数を増やすことに貢献するか、です。

値段というのは付加価値に直結します。付加価値を上げれば値段も上げることができます。付加価値とは価値に付加するものです。

例えば・・・

1つ買うと1つ無料(おまけ付も同類)
返品保証付き(一定期間であれば返品可能)
製品保証付き(一定期間であれば無料で修理可能)
無料相談付き(商品購入後3回までの無料相談)

販売数量を増やすことでも売上拡大に貢献できます。今まで販売できていなかった販売先に販売するとか、たくさん買ってくれたら少し値引きするとか、一定の期間を契約してくれたら単価は下げるとか、です。

経理部から提案することも可能でしょう。そして経理部が行う最大のメリットは、「会社の実績数値を持っている」ということです。営業部隊や他の部署はあまり自社の数字について知らないでしょう。もしくは経理部が作成している資料の読み方、見方が分からなかったりします。ですから、経理部が作成している専門的な数字を営業部隊に分かりやすくかみ砕いて伝えることで、営業部隊としても力強いサポートになります。また、競合などの他社の数字を分析することができるのも経理部の強みですから、自社+他社の分析もとても有効な営業ツールになるはずです。こうした営業支援も経理ならではの売上拡大への貢献の仕方でしょう。

利益

経営者は売上拡大と同様、もしくはそれ以上に利益の最大化も望んでいます。経理の方なら分かると思いますが、いくら売上が高くても、売上と同等に経費が掛かっていたら利益は増えません。ですから、売上拡大は狙いつつも、経費はできるだけ抑えたいと思うものです。必要な経費は削ってはいけませんが、不必要な経費はできるだけ低く抑える方が経営者には喜ばれます。幸いに経理では会社の全体の数字が見える立場にありますから、これら不必要な経費の削減提案はしやすいのです。不必要な経費の削減はもちろんですが、必要な経費であっても費用をかけすぎている場合があります。それほど費用を掛けなくても今と同じ水準の効果をもたらしてくれるものがあったり、長く使っているサービスでも安い同品質のサービスに乗り換えるなど効果は同じで費用だけ下げることができるパターンも意外と多くあります。その辺りも経理の視点ならではの提案ですので積極的に検討してみるのがいいでしょう。

企業の大きな費用の一つは人件費です。

ここに切り込むのはなかなか大変なことですので、メスを入れる費目としては一番最後になるとは思いますが、大きく改善を狙える費目でもあります。他の費用と同じく、必要・不必要の観点から考え、常時人を抱えている必要がない部署や仕事などは外注化を検討することもできます。外注化することで費用を固定費から変動費に切り替えることも可能になるので経営者としては検討に値する内容です。ただし、人の問題は心の問題にも直結するので、慎重に検討することが必要です。

資金繰り

意外な盲点の貢献方法として資金繰りがあります。

経営者の中には資金繰りが一番の経営課題だと言う人もいます。

黒字倒産という言葉があるように、企業はお金が回らなくなったら一発アウトです。売上がどれだけ伸びていようが利益がどれだけ出ていようが支払いができなくなった瞬間に企業は終わります。だから資金繰りを改善してくれる人がいたらとても重宝されるのです。これこそ経理が提案できることでしょう。支払いと回収の調整をする、回収は早くし、支払いは遅くする、それでも不足する場合は資金手当てを考えておく、など経営者が考えなければならないことを代わりに考えて、先に先に提案していくのです。

不足する場合は、銀行借り入れで行くのか、増資で行くのか、証券市場から調達するのか、その場合は社債なのか株式なのか、などなど様々なオプションを並べて、その中から最適解を経営者に提案していく。経営者には選択肢とそれぞれのメリットデメリット、リスクとリターンを並べて、できれば各選択肢のお勧め度まで提示できれば、あとはYES/NOを決めてもらうだけでOKです。ここまで段取りしてくれる経理がいたらもう手放せないでしょう。

これができれば評価が上がらないはずはありません。だって経営者からすれば自分の悩みの種を代わりに考えてくれる存在なのですから。

それほど資金繰りは経営者の頭痛の種です。ここに貢献できれば一目置かれる存在になること間違いなしです。

それでも評価に満足がいかない!次に考えることは?

売上拡大・利益増大・資金繰り改善の3つに貢献できる経理人材であれば評価が上がらないわけがありません。

これでも評価が上がらないなら、あなたの上司がイかれているか、会社(もしくは経理部)が腐っているかのどちらかでしょう。

そう思ったあなたは以下の選択肢から選ぶことになるでしょう。

キャリアアップ

ここでのキャリアアップは社内での異動を指しています。

経理経験者は他の部署に行っても威力を発揮します。

例えば・・・

営業・・・売上拡大を目指せる。財務分析で一歩抜きん出る。
情報システム・・・会計システム、販売システムと相性良い。
人事・・・人事評価の見直し!従業員のモチベアップに貢献。
総務・・・固定費の見直しに着手!(家賃、レンタカー、社内行事)
経営企画・・・M&Aや業務外注化の検討に着手!

これらはほんの一例です。

会社の数字を把握している、数字の作り方、見方、活用の仕方を知っている経理は、どの部署でもほしい人材です。経理はつぶしが効くというのは本当です。しかし、これは実務を日々こなしているだけでは難しいです。会社に対してどうやったら貢献できるのかという問題意識を常に持ちながら日々の業務に当たらないと、このように活躍することは難しくなります。

スキルアップ

あなたの評価が低いのは、まだスキルが足りないからかもしれません。

経理のスキルは本当に幅が広いので学習しようと思っても気が遠くなるでしょう。だから一歩ずつ確実に磨いていく必要があります。

私のオススメは以下です。
日商簿記3級(会計の基礎を学ぶ)

日商簿記2級(会社経理の全体像を学ぶ)

BATIC(簿記を英語で習得)

英検/TOEIC(英語の基礎力を底上げ)

ITパスポート(ITの基礎は身に付けておいた方が〇)


米国公認会計士(英語+会計+ITの総仕上げ)

USCPAコース

これ以外にも学んでいきたいという方は以下もオススメします。

公認会計士
税理士
中小企業診断士
米国公認管理会計士(USCMA)
米国税理士(EA)
米国公認経営管理士(USCFM)
公認内部監査人(CIA)

スキルアップというのは、私の言い方では「目線を上げていく」と考えています。

つまり、スキルアップしていくことでどんどん会社の全体像やビジネスの全体像、ひいては世の中の全体像まで知見を広げていくことを意味します。目線を引き上げていかないと全体像が見えず、最適解が出せないのです。

全体を見て最適解を出してそれを実行に移して成果を出せる人が、より高いポジションに就くことになります。

目線が高いソリューションの方がより大きな成果や莫大な売上・利益が出せることが多いので、その分取り分も大きくできるのです。

だから役職が高いと自然と給料が高くなります。

それだけ大きなインパクトを与えられるからです。給料について文句を言う人を見かけますが、それは自分が与えているインパクトと比較してどうかを考えるべきでしょう。それであればできるだけ大きなインパクトを与えられるようにスキルアップし、目線を上げ、それを可能にするポジションに自分が就くしかないです。それができていないうちに給料に対して文句を言うことはできません。冷たい言い方かもしれませんがそれが現実です。

退職

キャリアアップはNG、スキルアップはしてみたけど会社での評価は相変わらず。そんなあなたはもう十分頑張りました。その会社を卒業するタイミングなのでしょう。あなたのような素晴らしい人材の価値を分からない会社なんてさっさと辞めましょう。

会社が辞めさせてくれないなら退職代行業者を使うのも手です。

個人的には円満退社が基本とは思っていますが、辞めたいのに辞めさせてくれない会社ならしょうがないです。一回相談してみてください。こちらのリンクから相談できます。
退職代行ガーディアン

退職したって大丈夫。あなたを必要としてくれている会社は他に絶対あるはずです。なぜなら会社の悩みなんて業種業界を問わずに同じだからです。売上・利益・資金繰りのいずれかで悩んでいること間違いなしです。

でも正直同じ思いをするのは嫌ですよね?それなら独立することもアリです。ここまで挑戦して頑張ったあなたなら独立してもうまくいくかもしれません。もし独立して失敗したとしてもそれはあなたにとってものすごい大きな財産です。ビジネスの世界では失敗した経験の方が買われます。失敗したら大きな財産を背負ってあなたのスキルと経験を求めている会社に就職すればいいだけです。あなたのような人材なら経理でサボっている人材より何倍も価値があります。

なので転職せずに独立も大いにありです。

転職

あなたが勤めている会社がブラック企業ならすぐに辞めた方がいいです。あなたの貴重な人生をそんな会社に捧げていること自体もったいないです。退職させてくれないなら退職代行業者に相談してください。こちらのリンクから相談できます。
退職代行ガーディアン

あなたが心を削っているその時間はない方がいいです。時間は一日24時間しかありません。もっと前向きなことに時間を使いましょう。

スキルアップが完了していてかつ会社での3つの貢献にチャレンジした経験があるならば転職市場で引っ張りだこでしょう。経理の転職市場のニーズって知っていますか?以下は経理の方なら登録しておいた方が良い転職サイトなので、まだ登録していない方は以下のリンクから登録しておいてください。

転職市場は水物なので、転職する前から登録してトレンドを追いかけておくことが必要です。流れが来たらさっと飛び乗っていける準備をしておかなければせっかくのチャンスを逃してしまうことになりかねません。

まとめ:評価される経理へ邁進してください!

評価されずに悩んでいる経理担当者を救いたい一心で書いてきました。私自身が上場企業で長く悩み、苦しんできたからこそきっと同じ境遇の方はたくさんいるのだろうと思うと胸が痛くなります。でも悩んでいる方に伝えたいです。あなたの境遇は変えられます。自分の手で人生を変えることはできます。正解はありません。あなたが自分らしく生きられる道を自分で選択しながら生きることができるということが何よりもの幸せではないでしょうか。人生ですからどの道も楽ではないでしょう。しかし、自分で選んだ道であれば多少つらいこと、大変なことがあっても乗り越えようと思えるはずです。まずは自分が選ぶ道を生きられるよう方向性を決めていきましょう!応援しています!

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!