USCPAのフィリピンライフ
USCPAの企業経営日記

フィリピン企業の経営日記【Vol.4:銀行口座残高=幸せの大きさ?】2025.01.01

銀行口座残高=幸せの大きさ?

お金を増やしたくて仕事を頑張ってきた。
実際にお金は増えた。
増えたお金で買いたいと思ったものは片っ端から買った。
今は欲しいものはなくなった。
正確に言うと、昔は欲しいなと思っていたものでも興味がなくなった。

例えば、時計、家、車。

時計は携帯で十分。時間が分かればそれでいい。
家は賃貸で十分。飽きたらすぐに移動できる。広い家はいらない。広いスペースは倉庫になるだけ。掃除が大変になるだけ。どうせベッドか机にしかいない。
車はタクシーで十分。毎日乗るわけじゃない。必要なタイミングで借りればいい。

そんな考えに行きついた結果、買いたいものがなくなった。
それに伴いお金に興味がなくなった。
銀行口座の残高の数字が増えてもなにも感じなくなった。

「あ、増えた」それだけ。100万円入金されてもだからなに?って感じ。

でも不思議。

自分で商品開発して自分で売り出して実際に売れたときの感動は何事にも代えがたい。

試しに有名どころのいくつかのスキル売買サイトにとりあえず登録。

ココナラは使いやすそうだったので準備にそれなりに時間を使った気がする。

しばらくなにも起きなかったが、1年後くらいに問い合わせが来た。

ただの問い合わせだが結構嬉しい。世の中に自分を知ってもらえた感覚。

そこからもっと話を聞いてみたいと言ってもらうことができ、初めて売れた。

それは2,000円だった。

それは誰にも頼らず、全部自分で作った売上だ。会社からもらった100万円より、自力で稼いだ2,000円の方が幸せを感じる。お金って不思議。

資本主義のルールの中に住んでいる自分にはお金は必要。
でもお金があればそれだけで幸せというわけでもないことが身をもって分かってきた気がする。お金の存在そのものには特段意味はないんだろうな。やはりお金はただの紙切れとコインには違いないようだ。

心の中の師匠である平井さんがいいことを言っていた。

幸せは心の変化率。

人間は心が動いた量に比例して幸せを感じるらしい。幸せは銀行口座に入っているお金の残高とは無関係のようだ。
確かに100万円と2,000円をそれぞれ受け取った時の感情を説明するにはピッタリだな。

師匠がNoteを始めた。心の支えに。

銀行口座の残高に一喜一憂するのではなく、幸せの変化率に着目して生きてみるとなんだか楽しそう。しばらくそれで”実験”してみることにする。

 

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!