日常生活で気になること

フィリピンで医療廃棄物の不法投棄が増加中!コロナで課題が見えてくる。

フィリピンでは検査体制の充実に伴って、コロナウイルス感染者数が増加の一途を辿っている。検査体制が充実してきたことは明るいニュースであるが、その一方で医療廃棄物の不法投棄問題が浮上。家庭や医療現場から個人防護具の不法投棄や特に医療現場からは検査キットの不法投棄まで発生しているとのことである。

フィリピンではゴミは焼却処分ではなく埋め立て処分であるため、埋立地を確保する必要があるが、その埋立地の整備が追い付いていないことが不法投棄が起きる原因であるともしている。しかも自治体によっては廃棄物を処理するための資金が不足しているという。

本ブログではニュースの詳細をお伝えすることは目的ではない。なぜこのようなことが発生してしまうのかを考えてみたい。あくまで私見なのでご了承ください。

医療廃棄物を不法投棄してしまう道徳心の欠如

こういっては元も子もないわけであるが、根本的にはここにあると思う。医療廃棄物を不法に捨ててしまったらどうなるのか。これが想像できているだけでかなり違う。想像力の欠如と言ってもいいかもしれない。もし自分が不法投棄したゴミから、自分の家族がコロナウイルスに感染し、重症患者になってしまったら悔やんでも悔やみきれないだろう。それが自分の家族でないなら構わないというのはあまりにも冷たい。

しかし、もしも不法投棄した本人もそこまでは想像していたとする。しかし、このゴミを運ばなければ明日を生き延びることができない。しかも自分だけでなく、家族や親戚も自分の肩に掛かっている。そうんだとしたら、道徳心よりも家族を大事にすることは分からなくもない。不法投棄を許してしまったのは持って行く場所がなかったからともいえるのではないか。

その時、政府は?

政府の発表は、医療廃棄物の埋立地をもっと増やしていく予定とのこと。しかし、完成まで半年以上かかるとも。しかも、自治体によっては資金が不足しているという。おいおい、なにを今更・・・。マスク等を使い始めたのはせいぜい3月からだ。すでに半年経過している。それなのに埋立地がが不足するってどういうことなのだろうか。もともと足りていなかったのではないか。つまり政府の準備不足は否めない。それなら埋立地の開拓を急ピッチで進めるべきはずだがそんな様子も見られない。不法投棄する人を責めるのは当然だが、それを止められない原因を作った政府側には大きな責任がありそうだ。捨てる場所がないことを知っていた政府はその余った大量のゴミをどうするつもりだったのか。どこか仮置き場のようなものを作ってそこに一時的に置くよう指示していたのだろうか。その辺りは不透明である。

政府はしかるべき雇用を与えるべき

不法投棄した人が不法投棄だと知らないでやったのか、知っていたけどやらなければ家族の生活が掛かっていたから仕方なくやらざるを得なかったのか。色々な事情があろうとも、そのような仕事が存在したことは確かである。これを避けるには、本人の道徳心を高めるような教育が充実していることと、そのような危険な仕事に就かなくてもきちんとした生活ができる雇用機会なり生活援助金なりを政府が与えることである。これらはどちらも政府の役割である。

政府からすればお金がないのだから助成金など無理と言うだろう。雇用機会も足りていないと言うだろう。しかし、それは言い訳である。どちらも政府のさじ加減で作り出せるものであり、逆に言えば政府にしかできない仕事である。

税収が足りないなら、もっと経済を活発にさせるような政策を打てばいいし、フィリピンだけでやっていけないなら海外の知恵を借りればいい。投資が増えれば自然と雇用が生まれる。そしてなにより、フィリピン人自ら雇用を生み出す循環を作り出すことである。フィリピン人の権利を守ることは当然である。しかし、フィリピンが成長する機会を奪うのも困るのである。

様々なしがらみがあることは重々承知している。

私はフィリピン人ではないから、フィリピンに口出しする権利は全くない。しかし、フィリピンを好きになった人間としてこのまま黙っているのはあまりにも悲しい。フィリピンはポテンシャルのある国である。そのポテンシャルをポテンシャルのままにしておくのは本当に惜しい。このフィリピンをどうしたいのか。国民一人一人が考える時にある。

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ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!