USCPAのフィリピンライフ
ひとりごと

【悲報!】フィリピンで一緒に頑張ってきた同僚が千載一遇のチャンスをつかんで転職した件

悲しいできごとがあったのでブログにおこします。

今まで2年間一緒に働いてきた同僚が突然退職し、4月に日本へ帰国しました。

同僚は公認会計士ですが、千載一遇のチャンスをつかむことができ、無事転職して日本へ帰っていきました。

しかし、そのできごとは自分でも色々考えさせられました。

チャンスというものはどこに転がっているか分かりません。

転がっているかもしれないし、転がっていないかもしれない。

転がっていたとしても自分のところに舞い込んでくるかは分かりません。

そしてそのチャンスが舞い込んできたとしても、それをつかめるだけの力量というか胆力があるかどうかによってせっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。

しかも、もう二度とそんなチャンスは巡ってこないかもしれない。

そんなチャンスを見事につかみ取った同僚には敬意を表したいと思いますし、やはりそれまできちんと積み上げてこられたか、その準備というか心構えができていたかが大きく左右すると思うと、素晴らしい決断、まさに英断だったと思います。

皆さんは目の前にいきなりチャンスが転がって来た時、ちゃんとそれをつかむ準備はできていますか?

今の状況を全て殴り捨ててまでつかむ用意はありますか?

転職のチャンスというのはいつ訪れるか誰にも分かりません。

でもそのチャンスをつかめるのはほんの一握りです。

ぜひ皆さんもその来るべき時に備えて準備していきましょう!

これは私自身にも言い聞かせています。

チャンスをつかみ取れる人になりたいですね。

【結論】公認会計士には転職のチャンスが多い

私の同僚は公認会計士です。

日本でBig4と呼ばれている国際会計事務所を渡り歩き、海外経験を積みたいということで私が勤めている会社に入社しました。

私はフィリピンで日系コンサルティング会社で働いていますが、日本人を募集していたのでそこに応募してきたのが私の同僚でした。

私はUSCPA(米国公認会計士)ですので、日本のルールなどには詳しくないため、日本で専門的な仕事をして経験値を持った人材はとても有難かったのです。

USCPAについて知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。

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【USCPAについての質問!】米国公認会計士(USCPA)に関するよくあるQ&Aまとめ

その同僚は英語はそこそこでした。

決してネイティブの英語のような感じではなかったですが、頑張ってフィリピンで現場と意思疎通を図っていました。

少しずつ英語でのコミュニケーションにも慣れていき、仕事はこなすことができていました。

フィリピンで仕事をしていましたから、公文書は全て英語です。

会計や税務のルールなどもすべて英語で書かれているので、英語で書かれている文書の読み込みは相当行ったと思います。

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そんな中でフィリピンの会計や税務、労務などの知識を積み上げていきました。

やはりさすがの公認会計士です。

初めての内容であっても、一生懸命勉強してどんどん吸収して、どんどん仕事ができるようになっていきます。

私がやっていたことは経営に関わること以外は全て任せましたから、現場の仕事のことはほぼ経験できたと思います。

そんな感じですから、公認会計士は転職のチャンスが多いんですね。

何をやらせてもそれなりにできるので、やったことがないことでもどんどん任せられます。

なぜなら自分で学習する習慣が身に付いているからです。

私の会社が特殊なのかもしれませんが、仕事なんてルーチンワークはほとんどありません。

毎日新しい事件やトラブルが発生します。

その都度発生原因、解決方法、二度と発生しないような対策を考えて現場に指示してやってもらうということの繰り返しです。

そんなことを日々やってきたのですから経験値がたまらないわけがありません。

公認会計士に合格するだけでも結構なことですが、試験で勉強した知識だけでは現場では役に立ちません。

やはり、その知識の上に経験値を乗せることで初めてその知識が生きてくるんです。

そういう意味では公認会計士+経験値は最強です。

【理由】公認会計士は幅広く知識と経験を積み上げているから

公認会計士の試験にチャレンジしたことがある方ならお分かりだと思いますが、公認会計士の試験は学習範囲が膨大です。

会計士だからといって会計だけ勉強すればよいわけではなく、やはり国家資格保有者という称号を与えられるためには幅広い勉強が不可欠なんです。

USCPAも同様に会計のことだけでなく、法律や経済のことなども勉強するのです。

公認会計士は金融市場の番人としての機能を任されている独占業務を有する国家資格だからです。

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そんな幅広い知識を有している公認会計士が実務を積み上げたら鬼に金棒です。

知識なしの実務の積み上げはそれはそれで知識も身に付くのでいいですが、やはりどこかで”体系的に”勉強する必要は出てきます。

知識は体系的に整理された状態で頭に入れておく方が使い勝手がいいですし、応用がききます。

私は経理の実務から入って、あとからUSCPAを取得することで全体的に知識を整理したのですが、どちらが先でもいいとは思います。

ただ、知識を先に入れておいた方が、実務に厚みが出るので早めに知識を積み上げておくに越したことはないでしょう。

やはり、公認会計士くらいの知識の幅を持って、そこに経験値を乗せていくことで、人材市場では大いに強みを発揮できます。

私はみた!目の前で千載一遇のチャンスをつかんだ同僚

私の同僚は公認会計士で、監査法人で会計の実務経験を積み、それに加えて海外経験を積むべく私が勤めている会社に転職してきました。

フィリピンに留学経験があるということで私がいるフィリピンの事務所に入社したのです。

結局2年間くらい一緒にフィリピンで働きました。

当然ながらフィリピンにくるまでフィリピンの会計や税務等に関する知識、経験はゼロです。

それでも日々経験を積んで、2年後にはそれなりに仕事ができるようになりました。

公認会計士のすごいところは、基本的になにをやってもできてしまうというところです。

普通はできることと、できないことがあるのですが、公認会計士はオールラウンドにそつなくこなすことができるのです。

これは同僚が特殊なのではなく、公認会計士になるような人はそのような人じゃないとなれないということを意味していると思います。

そして、その2年の間にも転職エージェントから様々な案件が持ち込まれ、日々誘いにあっていたと言います。

その転職エージェントは同僚が私の会社に転職する時にもお世話になっていたようで、同僚のことを良く知っているエージェントだそうです。

だから、同僚が好きそうな、転職に興味を持ってくれそうな案件を次々に持ち込むわけです。

そりゃこちらからすれば自分のことを知ってくれているエージェントにお願いした方がいいですよね。

しかもこちらはお金を払う必要がないわけなので別に損はしませんし。

ただ、公認会計士ともなれば、1,000万円以上の求人なんて当たり前になります。

20代でも1,500万円とか普通にもらっていたわけですので、1,000万円くらいを提示されたところで、別に何も思いません。

むしろ通常は1,000万円を提示されたところで興味がない仕事であれば見向きもしないのです。

ですので、同僚も給与という面では1,000万円を提示されようが、1,500万円を提示されようが見向きもしなかったと言っていました。

それくらい1,000万円の給料をゲットするのは公認会計士には簡単なんです。

私もそれは知っていたので、それくらいの給料を提示する会社であれば同僚は転職することはないだろうと踏んでいました。

だから今回の同僚の転職にはビックリしたんです!

給料で動くはずのない同僚が、なぜこの段階で転職するのか。。。

私に会社を辞めるという話をしたのは、転職が決まった翌日のことでした。

それも1週間前からとんとん拍子に進んだ結果だと言います。

つまり、同僚は転職活動をしていたわけではなかったのです。

簡単に言えば、スカウトされたということです。

むしろその会社から頼み込まれて入社を決めたというのです。

なんとその会社は上場を目指していてどうしても公認会計士が必要というのです。

ご存知の方はいるかもしれませんが、上場するというのは大変な労力がかかります。

やることは山盛りです。

しかも専門的な仕事が多いので、会計などを専門にやってきた人でないと対応するのが難しいんです。

そして上場すれば創業メンバーということで、破格のストックオプションが付いてきます。

もしかすると億万長者になれるかもしれない。

数千万円どころではなく、数億円という資産が手に入るかもしれないんです。

もちろん株式市場なので、その時々によって違いますからどうなるかなんて分かりません。

でも夢がありますよね。

数千万円ではなびかなくても、数億円と言われればそりゃあ考えてしまいます。

これこそ千載一遇のチャンスです。

こんな話はめったにありません。

同僚はそれをつかんだんです。

成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。

でも成功する可能性があるならそれに掛けてみたい。だから辞めさせてほしいと。

私にそう言いました。

これは応援するしかないでしょう。

数年後に億万長者になっていたら、一番高い寿司屋でおごってもらおうと思います(笑)。

自らチャンスをつかみ取った同僚には拍手を送りたいと思います。

どうなるかは分かりませんが、一瞬のチャンスをつかめた同僚には敬意を表します。

まとめ:やっぱり早めに転職エージェントとは縁を作っておいた方がいい!

ちょっと熱くなってしまいましたが、やはり日ごろからチャンスが来たらつかむんだという意識でいるというか、そういう心構えをしていなければきっとチャンスは通り過ぎてしまったことでしょう。

それも前から転職エージェントとつながっていて、長く付き合ってきたからこそこの人にはこの案件を紹介したい、もうこの人しかいないという案件を紹介してくれるのです。

転職はこれからは人生の中で何回も発生するイベントかもしれません。

これからは時代の流れ、世の中の流れに合わせて転職していく時代なのでしょう。

それならその人生の節目に合わせてアドバイスしてくれる人が横にいてくれるのはありがたいことですね。

私もそんなエージェントに出会えたらなあと思います。

あなたも自分のために一生懸命動いてくれるエージェントに出会えたらいいですね。

全て無料ですし、転職するつもりがなくても登録しておけば何かいい出会いがあるかもしれません。あなたにも素晴らしい出会いがありますように。

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!