早期合格の条件

【USCPA受験者必見!】米国公認会計士(USCPA)に早期に合格する条件をまとめてみた

私が考える早期合格に必要なことを並べます。

英語力:最低英検準一級、TOEIC800点
前提知識:日商簿記2級
実務経験:監査、経理、財務の経験
予備校:学習内容を絞るため
お金:予備校代+試験代+時間捻出代
時間:定期的に時間が取れない人はぶっちゃけ難しい
気合い:気合いが入っていない人は学習吸収度が高くないと無理
動機:合格しなければならない理由がない人は続かない

これだけの条件が揃っている方であればUSCPAに早期合格できることでしょう。

次に順番にみていきます。

【理由】早期合格できた人は早期合格に必要な条件が揃っていたから

英語力

USCPAはアメリカの公認会計士の試験です。

日本でも受験はできますが、試験は説明も含めてすべて英語です。

その上、公認会計士の試験ですから普通のアメリカ人が受験する試験ではなく、大学で会計を専門的に勉強してきた学生が最後の登竜門として就職して働きながら受験するのです。

そういう意味では一般的な資格ではなく、専門職に就くための試験なのです。

ですから一般的な英語力では難しいでしょう。

確かに英文自体はそれほど難しい文体で書かれているわけではありません。

しかしUSCPAは試験時間がとても長いです。

日本の資格試験とは比較にならないほど長時間に渡る試験です。

その上エッセイ問題まであります。

USCPAは英語力は低くても大丈夫と聞くことがありますが、英語力が低ければ問題をきちんと読むこともできないでしょう。

なにせUSCPAは問題を読むというよりは、必要な情報を拾って的確に解法を導くという能力の方が大事だからです。

ということで英文をまじめに全部読んでいたら絶対終わらない試験です。

英語力が自分で低いなと思う方は英語力強化も忘れずに行ってください。

英語力はUSCPAとして働き始めてからも大事になりますし、USCPAに関係なくこれからの時代は大事な能力となりますから英語力を強化しておいて損はありません。

前提知識

USCPAは公認会計士の試験ですからやはり簿記が基本となります。

とはいえ簿記が分かっていればUSCPAに合格できるわけではなく、簿記以外にも様々な知識を勉強する必要があります。

それでも簿記が基礎となることは間違いないので、簿記を勉強しておいた方がUSCPAの学習にスムーズに入れます。

USCPAの会計の試験では社債に関する問題が多く出題される傾向にある気がしますので、簿記2級まで勉強しておいた方がいいです。

特にディスカウント発行、プレミアム発行など金利を絡めた問題は必須のためです。

いずれにしても会計の科目は仕訳が命なので仕訳ができないと厳しいです。

逆に仕訳ができれば大きくリードできます。

ここは時間をかけてもいいところですから、仕訳を切る練習をきちんとしてからUSCPAの学習に臨むようにしましょう。

意外かもしれませんがUSCPAでは仕訳という概念があまり出てきません。

それがアメリカ式なのでしょう。

しかし日本の簿記のようになんでも仕訳で解くのが安心安定の解法です。

実務経験

ここはあった方が圧倒的に有利です。

私も上場企業で経理の経験がありましたので、特に会計と監査の科目は非常にイメージがつきやすかったためか、スイスイ頭に入ってきました。

やはり実務をやっていると強いです。

実務でやっていることの方がUSCPAの試験の内容よりもずっと細かいのですが、逆に実務ばっかりやっていると体系的に知識の整理ができないので、知識が取っ散らかる傾向にあります。

そこにUSCPAで体系的な整理ができると理論と実務がつながるので勉強にも身が入りながらも実務がより深く理解できるようになり一石二鳥でした。

やはり机の上で勉強しているだけよりも、実務を知っている方が勉強の頭への入り方も変わってきます。

予備校

独学でやりたい人もいるかもしれませんが、やはり予備校を利用した方が早期合格できます。

なぜなら予備校は受講生を合格させることが学校の何よりもの利益につながるからです。

ですから予備校はお金を払って受講してくれた生徒に合格してもらわないと明日がないわけです。

しかも大学などと違って予備校は生徒を選べません。

基本的にはお金を払ってくれた受講生は全員生徒になるのです。

当然ですが生徒の中には勉強ができる人もできない人もいます。

どの前提条件をクリアした人が入学してくるかは分からないのです。

それでも入学してくれたからにはなんとか合格させないといけません。

そのためどんな条件の生徒が入ってきても合格させられるだけの教材作成、講義を用意しておかなければならないのです。

そんな中で、「あれも出るかもしれない」「これも出るかも」などとあれもこれも詰め込んでしまったら学習量が膨大になってしまい、そもそも勉強をやり切ることができなくなってしまいます。

情報が多くなれば教えきることも難しいです。

そこで予備校というのは「ここは必ず出る」「ここは出たら得点できないと合格できない」という合否を分ける部分やその科目の神髄となる内容にとことん絞って教えるんです。

むしろそうじゃない予備校ならやめておいた方がいいでしょう。

時間の無駄です。

予備校を利用することで逆に時間がかかってしまうようでは本末転倒です。

予備校の最大利用価値は時間の節約にあるからです。

高いお金を出す代わりに時間を買うんです。

だから予備校というのは必要最低限の内容に徹底的に絞り込み、そこを叩き込むようなカリキュラムになっているのです。

その背景には実際にUSCPAの問題を作成している人に電話で聞いてみたり、機会を見つけて定期的に会って情報交換したりとにかく情報収集に命をかけています。

その情報から今後の試験の傾向をつかみ、それをテキストに落とし込んでいくんです。

それをいかに分かりやすく生徒に伝えるかを日々研究しています。

これを個人でやろうと思ったら恐らく無理でしょう。

というかそんな時間があるなら勉強した方がいいです。

そう、予備校を利用する価値はまさに「学習内容を絞り込むため」なのです。

これで効率よく試験で落としてはいけない箇所を抑えていくことができるため、早期合格ができるのです。

試験においては、この「絶対に落としてはいけない箇所」を集中的に学習するというのがポイントです。

お金

USCPAを取得するのにはお金がかかります。

試験代だけで数十万円は吹っ飛びます。

不合格になさればその分さらに費用はかさみます。

予備校代は言うまでもありませんが、それ以上にお金をかけるべきは「時間の捻出」です。

USCPAに合格するためには何よりも時間を捻出できるかどうかにかかっています。

できれば毎日決まった時間(例えば朝5時から6時とか電車の中の1時間とか)を確保できることがベストです。

USCPAは合格までに1,500時間くらいかかる長丁場の試験です。

毎日コンスタントに3時間確保できても1年間はかかる計算です。

社会人でも学生でも毎日3時間を1年間確保するって結構至難の業だと思います。

USCPAを途中で挫折する人で一番多い理由はこの「時間の確保」ができないことによる学習曲線の鈍化とそれに比例したモチベーションの低下が原因です。

つまり、定期的に時間が取れないことで一度勉強した内容は忘却曲線に入ってしまい、適切なタイミングで復習できないことで毎回最初のページ、最初の学習章から抜け出せず、なぜかいつも同じ内容を学習してしまい、ちっとも進まないという現象です。

歴史の勉強で石器時代やナウマンゾウだけやたら詳しくなるのと同じ現象ですね。

時間が捻出できないなら捻出できる方法を考えましょう。

そこはお金を投じて時間をこじ開けることも有効です。

家事は代行サービスに丸投げする、買い物はネットで全部済ませて家に届けてもらう、ご飯は弁当の配達にしてご飯のことで思考を回さないなど、時間をお金で買うことで大事な時間を捻出することができるのです。

結局これもお金で解決できるのでお金はあった方が有利です。

時間

上記にほとんど書いてしまいましたが、USCPAは時間の勝負です。

時間が取れない人は厳しいです。

まずは時間を捻出する方法を考えましょう。

逆に時間があれば結構なんとかなります。

まとまった時間(1時間とか)と細切れ時間(5分とか)はそれぞれ学習する内容を分けて考えておきましょう。

まとまった時間はインプットの時間に使う、問題を解く時間に使うとか、短い時間はアウトプットの時間に使う、暗記物のテストに使うなど、工夫すれば例え少ない時間でも有効に活用できる可能性もありますね。

全て考え方次第です。

個人的にはインプットよりもアウトプットを重視した方が覚えが早くなります。

インプットは眠くなりますので、インプットするなら朝起きてすぐがいいでしょう。

夜はインプットには向きません。

逆にアウトプットは目が覚めるので夜でもOKですし、私は電車の中や歩きながらひたすら声を出してアウトプットしてました(電車の中は小声で、かつドア付近に立ってドアに向けて発声、もしくは連結部分に立って音を紛らわせたりするなど変人扱いされる度合いを下げる努力は必要)。

書き出す方法もいいですけど、口に出した方が圧倒的に情報量が多くてGoodです。

学習場所は問わない方がいいです。

歩きながら、トイレ、松屋で注文を待つ間、電車の中、電車を待っているホームなどなど場所・時間を問わず勉強しようと思えばできます。

ただし、条件があります。

事前になにを学習するか決めておくことです。

○○のときには△△を勉強する、と。

例えば監査の学習において、監査証明書の丸暗記は受験生必須事項ですが、歩きながら駅に着くまでに監査証明書を全文暗唱すると決めておきます。

そこで監査証明書全文のコピーをポケットに入れて家を出ます。

家を出たらすぐに暗唱を始めるんです。

駅に着くまでに最初から最後までつまらずに全文暗唱できるようになるまで続けます。

暗唱ですから歩きながらでもできます。

あと監査で言えば監査基準ですね。

これも完全暗記が必要な内容です。

これも紙に書いてポケットに入れて2分など細切れの時間を使って復習します。

あくまでアウトプットが先です。

答え合わせに紙をちらっと見るだけです。

このように事前の段取りがポイントですので、「自分は今何を勉強しないといけないのか」を明確にして時間を大切に使っていきましょう。

気合い

最近は気合いを馬鹿にする傾向はありますが、最後は結局気合です。

気持ちが入っていなければ学習は進みません。

しかしこれは人に教えてもらえるものではありませんから自分次第です。

気合が入らない人は次の「動機不足」と思われますので、そもそもの「なぜUSCPAを目指さなければならないのか」をもう一度自問しましょう。

動機

最後は全てここに落ち着くのですが、USCPAに合格する秘訣は「合格しなければならない理由」をどれだけ多く持っているかです。

そうです、「合格しなければならない理由」です。

「合格したいなあ」とか「合格できたらいいなあ」くらいの動機では決して続かないでしょう。

もう完全な思い込みで構わないので、どれだけ思い込めるかです。

USCPAに合格しないと人生が変わらないなど切羽詰まっている動機の方がいいでしょう。

まあ実際には世の中USCPAに合格できなかったくらいで困ることはありません。

大勢に影響はありません。

しかし合格できた時は合格前に比べて大きく変化が起きることでしょう。

動機は人それぞれです。

自分なりのブレない動機をきちんと見つけられているかどうかも合格に必要となる大切な要素です。

自分の合格までの距離を確認しよう

早期合格に必要な条件が分かったら、今度は今のご自身との距離を確認してください。

英語は大丈夫だけど、簿記の知識が不足しているなど人によってかなり違うと思います。

どれがなければダメってことはありません。

あくまで冷静に足りていないところを確認するということです。

距離が確認できたらどうやって埋めていくかを考えればいいだけです。

焦らずしかし着実に距離を縮めていきましょう。

まとめ:早期合格は可能。でもまずは条件を揃えて!

USCPAに早期合格は可能です。

しかしそれには条件が揃っていることが前提です。

自分の現在地との距離を確認し、一歩ずつ距離を詰めていけるよう計画を立ててください。

長丁場になることもありますがUSCPAは勉強すれば合格に達することができる試験です。

努力がそのまま結果に反映されるわけですからやりがい抜群です。

USCPAの合格が人生の転機になることを祈っています。

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!