ライセンス更新/CPE

【ワシントン州】2020年12月末期限のUSCPAのCPE単位取得について [無事取得完了しました!]

はじめまして。ようちゃんです。

私はワシントン州のUSCPAライセンスホルダーで、フィリピンにあるコンサルティング会社に勤務しています。USCPA(米国公認会計士)およびEA(米国税理士)をウリに仕事をしている手前、必ずこれらのライセンスは維持しないといけないんです。

筆者紹介
初めての海外転勤
フィリピン在住
USCPA(米国公認会計士)として会計事務所に5年以上勤務中(現在進行中)

【州ごとに違うので注意!】USCPAのライセンス維持にはCPEが必要

2020年12月末までにCPE120単位の取得が求められていました。USCPAはライセンスを保有している方で引き続きライセンスを保持したい方は3年ごとに州ごとに指定されたCPE(Continuous Professional Education)と呼ばれる単位を取得しなければなりません。

ワシントン州の場合は120単位の取得がライセンス維持に必要な条件です。

初めてのライセンス更新ではなかったので、前回と同じ轍を踏まぬよう今回は計画的に単位の取得を進めようと思っていました。

そこで、CPEを取得できる会社への申し込みを2020年5月に行っておりました(既に更新年の後半に入ってからの取得開始なのでこの時点で計画的に進めるという言葉からは既に程遠いですが・・・)。

しかし!まだ半年以上あるし~とか色々言い訳をしながらあっという間に12月になっているではありませんか!

おっと、このままでは前回の二の舞でクリスマス後は毎日徹夜になってしまう・・・大晦日も紅白や格闘技を見れずにひたすらパソコンに向かって単位を必死で取っている自分はもう嫌だ・・・。

とは言っていたものの、やはり大器晩成というか追い込まれないとやらないタイプというかやらなければいけないことは分かっていても日々の仕事や趣味で忙しくて中々CPEに手を付けられずに既にクリスマスも過ぎてしまいました。

結果、前回とほぼ同じく31日までCPE漬けの毎日を送ってしまいましたが、なんとかギリギリセーフで120単位を取り終えることができました

私が受講した科目は以下です。

科目名 単位数 完了日
A Guide to Tax Resolution: Solving IRS Problems 6 12/30/2020
Management Handbook 8 12/30/2020
A Complete Guide to Investing 12 12/30/2020
Modern Supervision 10 12/29/2020
Social Media Marketing 5 12/29/2020
The Sarbanes-Oxley Act and Corporate Governance 6 12/29/2020
Computer Security 8 12/28/2020
EITC Due Diligence 2 12/28/2020
Income Statement: Accounting and Reporting 4 12/28/2020
Practice Before The IRS 2 12/28/2020
Accounting Fraud ? Recent Cases 1 12/28/2020
Accountant’s Guide to Computers and Information Technology 6 12/28/2020
Quality Management and Benchmarking 2 12/27/2020
Information Security – Self Study 2 12/27/2020
E-Commerce: Application and Technology 6 12/27/2020
Financial Planning Made Easy 1 12/27/2020
Optimizing Search Results with Google 1 12/27/2020
Social Engineering Fraud Schemes 1 12/27/2020
1040 Workshop 28 12/13/2020
Bad Bosses & Bad Employees – Self Study 1 12/13/2020
Ethics and Professional Conduct for Washington CPAs 2020 4 12/9/2020
Ethics for Washington CPAs – 2020 4 12/8/2020
合計 120  

 

 

実際のライセンスの更新手続きは2021年に入ってからでないと進められないのでまだライセンスの更新手続きはできていませんが、ひとまず山場はクリアできたので一旦ブログにおこします。

こんなCPEの取得の仕方ではあまり意味がないのはワシントン州も分かってきたのか、来年からはなんと毎年20単位は必ず取得しなければならないことにルール変更されてしまいました・・・。きっと私みたいなライセンスホルダーが多いんでしょうね。ははは、しょうがないです、皆さん忙しいですからねえ。

詳しい情報はワシントン州の公式ホームページにてご確認ください。

CPE取得手順(私の場合)

USCPAのライセンスを取得された方で、初めてCPE単位の取得に臨まれる方は一体どうやって取得すればいいのか分からない方も多いと思います。私も誰かに教わったわけではないので気持ちはよく分かります。

そこで、私が今回進めた手順を紹介します。参考になれば幸いです。

ステップ1:CPE Depotに申し込む
ステップ2:CPE Depotのメニューをチェックする
ステップ3:自分の興味や単位数を参考に受講するメニューを選ぶ
ステップ4:いつ受講するか計画を立てる
ステップ5:体調や気分、空き時間に合わせて柔軟に受講していく
ステップ6:時間が掛かりそうだと思ったら別のメニューを検討する
ステップ7:120単位になるまで繰り返す
ステップ8:CPE単位取得完了
ステップ9:1月に入ったらライセンス更新の申請を行う

ステップ1:CPE Depotに申し込む

CPE Depotでなくてもいいですが、私は使い勝手などからCPE Depotを使っています。様々なメニューから好きな科目を選べますし、ミニテスト機能や、教科書をPDFでダウンロードできるのであとから復習したい場合等はそのまま活用できるので便利です。

ワシントン州では以下のサイトから認定業者を選択できます。

ステップ2:CPE Depotのメニューをチェックする

CPE Depotが使えるようになったら一覧表から受講できるメニューをチェックします。
メニューによって難易度が多少異なる(気がする)のでどれを受講するかは吟味した方がいいと思います。どれを取得しても単位は単位です。できるだけ最短で取得できるようにした方がいいでしょう。

ステップ3:自分の興味や単位数を参考に受講するメニューを選ぶ

ここで必要な単位数(ワシントン州の場合は120単位)になるようにメニューの中から選んでいきます。

注意しなければならないのは、ワシントン州の場合は必ず取得しなければならない単位というものがあります。

それが倫理の単位です。

ワシントン州の場合は、ワシントン州指定の倫理を4単位取得しなければなりません。ですから、120単位のうち、4単位は必ずこの指定された倫理科目を受講するようにしてください。忘れないように一番初めに受講した方がいいでしょう。

あとはTechnical科目とNontechnical科目の区分があり、Nontechnicalは60単位までしかCreditとして認められないので注意しましょう。

しかし、CPE Depotを選択している方であれば、ほとんどの科目がTechnicalなのであまり気にしなくてもいいかもしれません。

詳しい内容は下記を参照してください。

折角時間を掛けて取得する単位ですから無駄なく取得する方がいいでしょう。ただ、自分の学習のために単位取得とは関係なく受講してみたいと思うような面白そうな科目があるのも事実です。速読や記憶術の方法などの科目が用意されている業者もあるのでそれはそれで面白そうだったりもします。

ただ、今回の目的はあくまで120単位を無駄なく取得し、USCPAホルダーを維持することにあることは忘れないでほしいと思います。

ステップ4:いつ受講するか計画を立てる

さて、受講する120単位の科目の選抜が終わったらいよいよ受講していく、かと思いきやその前にどれから受講するか吟味しましょう。

科目を見て頂ければわかりますが、1単位の科目から30単位を超える科目まで様々です。

そりゃあ一度に1単位ずつ取るより、30単位取れた方が効率がよさそうですが、CPE Depotの場合、FINAL EXAMという最終試験が用意されており、こちらのテストで70%以上点数を取れなければ不合格となり、再度テストをやり直すことになります。やり直すといっても問題が変わるわけではなく、再度回答を選び直せるというものです。

しかし、どれが正解で、どれを間違えたのかは教えてくれません。ですから、自分の中で自信がないような問題から順番に解き直して再度採点してもらって70%を超えるまで繰り返すといった微妙に大変な作業が待っています。

FINAL EXAMで70%以上点数を獲得できれば晴れてその科目で指定された単位を取得でき、単位証明書をゲットできます。この要領で120単位になるまで繰り返します。

つまり、FINAL EXAMにていかに早く70%以上を獲得できるか。これが単位取得のスピードを決めるのです。

FINAL EXAMの問題数は単位の数によって上下しています。

科目によっても異なりますが、概ね1単位の科目であれば設問数は5問4単位の科目であれば設問数は20問、私が取得した28単位の科目では設問数が150問でした。30単位を超える科目を受講してさっさと終わらせようとしたこともありましたが、その場合の設問数は200問を超えるので時間が掛かりすぎると思い、こちらは途中で断念しました。

やはり楽しようとしてはダメですね。。。

個人的には4~8単位を取得できる科目を中心に組み立て、1つくらいは20単位を超える科目に挑戦してもいいかなといった感じで組みました。

私の作戦としては、まずは倫理で4単位を確保、次に4単位の科目を2つ~3つやって肩慣らし、エンジンがかかって慣れた頃に20単位級の大物CPEを1つ3日くらいかけてやる。これが終わったころに40単位くらいにはなっているので少し心理的に楽になります。

残り80単位もありますけど、ゼロ単位だったものが一気に40単位になるというのは結構な達成感があります。

120単位というゴールは変わらないのですが、どのように120単位までのモチベーションを維持できるかは受講する順番がとても大事だと思っていますので、まずは計画を立てて道筋をつけることをお勧めします。

ステップ5:体調や気分、空き時間に合わせて柔軟に受講していく

計画を作って勢いよく始めても、人生色々な出来事に遭遇するもので、社会人ともなれば中々思い通りに計画の通り進められないことが多いです。仕事から帰ってからやろうと思ったら妻から洗濯しろとか掃除しろとか皿を洗えとか・・・断る間もなく従うしかないことも多いでしょう。はたまたお客さんから飲み会に誘われたりとか残業を余儀なくされるとか、本当に計画通りにはいかないものです。

こういう場合はその新たなスケジュールに沿ってコツコツやっていくしかありません。

私の場合は夜はどうしても眠くなってしまうので、夜にやろうと計画していた科目を翌日の朝に早起きしてやったり、土曜日にやろうと思っていた科目がお客さんとのゴルフが入ってできなかった時は翌日の日曜日の朝に起きてやったり。

打ち合わせの時間まで30分余ったからその30分で2単位は取れると思って空き時間の30分の間にやってみたり。

私の場合はコロナ禍で随分と朝型に切り替わった(お客さんとの会食がなくなったので夜は早く寝る習慣が身に付いてしまった)ので、仕事に行く前までの朝の時間に一気に行うことが多かったです。

朝はエネルギーがあるのでそれなりに量が多い科目少し難しめのテーマであっても取り組めました。

逆に夜や空き時間ではあまり頭を使いたくなかったので、自分の興味のあるテーマ問題数が少ない科目を選んであまり自分に負荷がかからないように工夫していました。

このように隙あらばCPE!という感じでチリツモでやっていくことが結局は早道だった気がします。

そんなまどろっこしいことはやってられん!30単位×4科目で120単位やー!っていう気合のある方はそれでもいいと思います。でも私はこの一気にまとめて取る戦法は挫折したので自分に合ったやり方で進めてみたらいいと思います。

ステップ6:時間が掛かりそうなら別のメニューを検討する

とまあ私も最初は30単位の科目をたくさん取れば楽勝ジャン、くらいに思って30単位級の科目も選んでやってみました。しかし!さすが30単位級。。。問題数が200問を超えており、しかも私が選んだのは税法だったのでかなりきつかったです(私はEA(米国税理士)のライセンスも保有しているのに税法は好きじゃないんですねえ、あはは・・・。)。それで10問くらい進めたところでこりゃ無理だということで途中で断念しました。

でも今考えればあそこで断念してよかったと思います。

もしあのまま50問目、100問目と進めていって、そこで断念したらそれまでの50問、100問は全てパーです。200問全部回答して70%以上の正答率を獲得できなければ1単位にもなりません

それであれば早めに諦めて他の科目を選んで進める方がはるかに早く120単位を獲得できるようになるでしょう。

これは戦略の問題ですが、勇気を持って一度受講すると決めた科目でも後から捨てるということも可能だということです。

その上でやっぱり勉強したい、ということであれば次回のCPE取得時に受講するか、120単位を取得し終わってから改めて取り組めばいいでしょう。

ステップ7:120単位になるまで繰り返す

最初の頃は慣れずに苦労するかと思いますが、段々CPE Depotの操作に慣れてきて勢いが付いてくると思います。CPE取得は私としては波乗りのような感じなので、乗ってくればどんどんいけます。その勢いで一気に120単位を取得しましょう。

ステップ8:CPE単位取得完了

単位取得が完了したらもう一度見直しましょう。

倫理の単位は4単位取れていますか?

それはワシントン州指定の倫理科目ですか?

Nontechnicalの上限は守っていますか?

合計で120単位になっていますか?

全てクリアできていれば晴れて完了です。お疲れ様でした!!

ステップ9:1月に入ったらライセンス更新の申請を行う

120単位を取得し終わった。これでUSCPAのライセンスが維持された。というわけではありません。

実はライセンスは翌年の1月~4月の間に取得した単位を申告することで初めてライセンスが更新できます。

ですから、翌年になったら忘れずにワシントン州に申請しましょう。

申請が完了し、更新料を支払えばUSCPAのライセンスが以降3年間維持できることになります。

ついでにEA(米国税理士)のCPEも取りました

おまけですが、私はEA(米国税理士)のライセンスも保有しています。嬉しいことにEAもCPE Depotで単位取得することが認められていますので、今回USCPAのライセンス更新のために取得したCPEをそのままEAのCPEにも流用することができます。

EAの特徴として、PTINと呼ばれる税理士番号のようなものは毎年12月末で更新が必須なので、こちらの更新を忘れずに行わないといけません。

私もUSCPAのCPEが取り終わった12月31日(昨日!)の夕方にPTIN更新を行うことを忘れていたので、慌ててPTINの更新を行ったのでした。

しかも!PTINの更新が今回から有料(35ドル!)になっていました・・・。

アメリカの専門家学会も財政難なんでしょうか・・・アメリカの国家資格を維持するのも楽じゃないですね・・・。

でも私は米国公認会計士・米国税理士として仕事をしていますので、このライセンスを維持できないということは仕事を失う可能性があるのでここはしょうがないと思って割り切っています・・・。

まとめ

今回のUSCPAライセンス更新もなんとか乗り切れたのでよかったです。終わり良ければすべてよし!ってことで、また来年に向けて頑張っていきます。

ちなみに、来年からは一気に120単位を取得する!ってことができなくなったので、否応にも毎年のCPE取得計画を立てるしかなさそうです・・・トホホ。

皆さんは私みたいに非効率なCPEの取得を行わないようご利用は計画的に!!ってことで頑張ってください!

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!