英語が苦手な方ほど英語学習には時間がかかると思っているようです。
日本人は十分に英語学習に時間をかけています。中学から高校まで場合によっては小学生から大学生まで学習されているケースもあるでしょう。
それほどの勉強量があるにもかかわらず、これだけ英語教材が充実している国も珍しいでしょう。
私はフィリピン駐在歴6年目ですが、私の実体験を元にした海外転勤者のための短期英語学習法をご紹介したいと思います。
【海外転勤の辞令が下りた方へ】英語に不安なら1ヶ月で解消できますよ!
英語学習は長ければ長いほどいいです。しかし、学習期間が長ければ英語が得意になるというものでもないでしょう。
語学の学習は英語に限らずそうだと思いますが、根っこをつかむことがなによりも大事です。
私が考える英語の根っこは何と言っても「語順」です。どんな下手くそな発音だとしても、「語順」を間違えると全く通じません。
英語が「語順」によって表現される言語だからです。ここでは細かい説明は割愛しますが、語順のパターンは5つ(学校では五文型とかいう名前で学習しますね)しかありません。
この5パターンから外れてしまうと通じないのです。
だから英語を話すとき、書くときは「語順」を最優先に意識すべきです。これが根っこです。
根っこをつかんだ上で学習量を増やすことでそれが積み上がっていくわけです。
根っこがないのに積み上げようとしても積み上がりませんし、積み上がったところですぐに崩れてしまうでしょう。
海外転勤される方は英語はあくまでコミュニケーションツールの1つにすぎません。
英語のプロになるわけではないのですから本来それほど時間をかける必要はないのです。
いかに早く英語に対する不安を解消できるか、ここに焦点を当てるべきでしょう。
やり方によっては1ヶ月で十分間にあります。
そもそも海外転勤者には本業がありますから、本業に支障が出ない程度にサクッと終わらせちゃいましょう!
海外転勤者に必要な英語力は実はそれほど高くない
そもそも海外転勤者に必要とされる英語力は高くはありません。
なぜなら海外転勤者は英語のプロとしての活躍は期待されていないからです。
会社がわざわざ優秀な方を海外の支店や支社に出すことは本来避けたいのです。海外転勤できる方の穴を埋めるのは大変なのです。それでもなお海外転勤に送り出すのですから、よっぽどの事情があるわけです。
そんな会社の大事な資産(人財)を英語力のためだけに放出するわけがありません。ですから海外転勤者にはまずもって英語力など求められていないというか英語の出来不出来はほとんど関係ないのです。
実際私もフィリピンで日系企業のコンサルタントをやっていますが、フィリピンに駐在している日系企業の駐在員で英語が得意な方にほとんど出会ったことがありません。それでも皆さん立派に社長さんや部長さんをされているのです。
これで分かるようにそもそも駐在員に英語力は求められていません。もちろんできないよりはできた方がいいわけですが、それよりも本業で結果を出してくれることを期待されています。
私が実際に出会った方もこんな方でした。こちらの記事を参考にしてください。
【これって英語!?】実はこんな英語で十分通じる!私の体験談を暴露します(先輩ごめんなさい!)
焦らず欲張らず着実に英語力を伸ばしていこう!集中すべきは発信力!
そんなこと言ったって、オレはマジで英語ができないから不安なんだよ・・・。
そういう方がいるのも分かります。英語力があってもなくても関係ないとはいえ、本人からすればさすがに不安ですよね。
もちろん精神衛生上不安を抱えたままでの海外渡航は良くないですから、できる範囲で英語学習に時間を割きましょう。
というと、いきなり英字新聞を購読し始めたり、分厚い参考書を頑張って始める方がいますが、そういう学習はおススメしません!
というのも学校で勉強したことを再度行っても英語に対する自信は付きません。それどころかあれもできない、これもできていないと不安になるばかりで逆効果とさえ思います。
そこで、海外転勤者の方は学習内容を絞りましょう!
それはズバリ、自分の言いたいことを英語で言えるようにする、ということです。
これこそ海外転勤者に求められている英語力です。
なぜこれに集中すべきかというと、皆さんは多かれ少なかれ義務教育で英語は学習してきました。
しかも日本の英語学習は学者を育てるためのようなカリキュラムでしたから、学校の英語学習のゴールは「大量の海外文献を読めるようになる基礎を作ること」にありました。だからひたすらインプットの学習をしてきたのです。
ところが、海外転勤者に求められている英語力というのはインプット力ではなく、アウトプット力です。つまり、自分が言いたいこと、伝えたいことを相手に分かってもらえるまで伝えきるという能力なのです。実はこのアウトプット力は現代の(少なくとも私の時代の)英語学習ではほぼ練習してこなかった能力なのです。
海外転勤者に一番求められている英語力が過去の英語学習カリキュラムの中で扱われてこなかったのですから、英語に対する不安を抱くのは当然のことです。
だからこそここはご自身で学習し、身に付けていくほかないのです。
さらに自信をつけるために外部サービスを利用しよう
海外転勤者にはアウトプット力を身に付けなければならない話をしました。
しかし、今まで学校で習ってこなかった領域ですからどうしてよいか分からない方も多いことでしょう。
今やYouTubeやブログなど様々な無料の教材が(質はともかく)転がっていますからそれらの中から気に入ったコンテンツを視聴して進めていくのもいいでしょう。独学でできる方はそれでいいと思います。
英語が大事であることは昔から言われていたことですし、独学ができる方であれば私が言う前にすでに学習を始めて成功を収めていることでしょう。
しかし、英語が苦手な方は独学ができないから英語に不安を抱えているのではないでしょうか。
その場合は独学で実施しても常に「これでいいのだろうか」「この方向で学習していて大丈夫だろうか」と不安を抱くことになるでしょう。
この時間こそもったいないというものです。
それであればきちんとしたスクールに通い、叱咤激励されながら確実に成長を実感できる方が費用対効果が高いでしょう。
英語は一生使えるツールです。海外転勤時だけでなく、様々な場面で利用できますからこんなに価値ある学習は他にないでしょう。
海外転勤者には何より時間がありません。一刻も早く学習をスタートするようにしてください。
まとめ:1ヶ月で不安から自信に変えよう!
英語学習は的さえ絞れば1ヶ月でも十分効果が出ます。
なぜなら本質的には英語学習は自信を付けるための学習だからです。
よく考えてみてください。英語のプロでも日々勉強して英語ができないとか言って苦しんでいるのに、英語が本職ではない人でかつ英語が苦手だと思っている方が英語ができるようになるということがどれだけ難しいことか。
では英語が完璧!得意だ!というのはどういうタイミングでしょうか。
分からない単語がなくなった時でしょうか。
ネイティブの会話を全部完璧に聞き取れるようになった時でしょうか。
しかしそんな瞬間は一向に訪れませんよね。ではそれまで英語の学習を続けますか。この論理でいけば、極端な話、辞書を丸ごと暗記できるまで英語が苦手という風になってしまいます。
そんなことは到底無理なはずです。
だからどこまで学習したって完璧になんかなり得ません。
だからポイントは「今の英語力でもなんとかなる!」という自信を付けることにあるのです。
自信が付いたらもう十分です。
あとは分からない単語が出てきたときに気になるなら調べればいい。
何度も言いますが、知らない単語なんて辞書を丸暗記しない限りずっと続くんです。
だから知らないからと落ち込む必要はないのです。
知らないなら知ればいいし、知らなくても知っている単語で表現すればいいだけのことです。
相手からの発言内容に知らない単語があれば「○○ってどういう意味ですか?」って聞けばいいのです。
これがコミュニケーションです。日本語だって同じですよね。広辞苑の内容を全部覚えてないのに問題なく会話できているじゃないですか。それと同じです。
この発想の転換をするのに1ヶ月でOKということです。
もちろん目安ですので足りなければ2ヶ月やってもいいでしょう。とにかく「この英語力なら自分は何とかなる!」という自信を持てるまで続けてください。
ここまでくれば英語に対する不安はなくなりますよ。頑張ってください!!
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