USCPAのフィリピンライフ
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【要点凝縮】USCPAの特徴10選 [とりあえずこれだけ知っておけばOK]

日本ではデフレが続き、仕事や人生、将来に不安を抱えている人が多いです。そんな方々が不安を払拭するために資格の力を使って成長したい、人生を変えたい、将来を明るくしたいと前向きに挑戦されることは素晴らしいことです。注目される資格の一つにUSCPAがあります。初めて聞く方のためにUSCPAの特徴を凝縮してお伝えします。

USCPAの特徴10選

まずはUSCPAの特徴を10個考えてみました。

USCPAとは米国公認会計士のことです。いわゆるアメリカにおける公認会計士のことです(そのままですが・・・)。

1.ダミー問題がある[採点されない問題がある]

2.試験中に問題の難易度が変化する

3.受験者によって問題が違う[隣の受験生と解く問題が違う]

4.受験資格がある[受験する州によって違う]

5.科目合格が認められている

6.エッセイがある(論文)

7.ビジネスマンが身に付けるべき基礎を英語で学べる

8.独立開業が可能なライセンス(資格)が取得できる

9.受験費用が高い[受験回数は減らす、試験会場は近い会場を選択]

10.相互承認制度がある[USCPAになればオーストラリアの会計士にもなれる?]

いかがでしょうか。

日本の資格試験とは大きく異なる部分もありますね。
以下で具体的に見ていきます。

ダミー問題がある[採点されない問題がある]

ダミー!?嘘!?

こっちは真剣に試験を受けに来ているのにダミーとは何事か!?

熱くなる気持ちは分かります。でもこれ、本当なんです。

USCPAの試験ではダミー問題が出題されます。ダミー問題とは、簡単に言うと「採点対象に含まれない問題」という意味です。つまり、ダミー問題に正解した、間違えたところで、合否には一切関係ないということです。じゃあダミー問題は解かなければいいんだね、と思って本番の試験では飛ばしたいところですが、受験している人にはダミー問題かどうかは分かりません。試験の中で「これはダミー問題です」って書いてくれていないんです。だから根本的には対策のしようはないんですが、USCPAの学習を重ねていると、本番の試験で普段見たことない論点の問題が出てきます。つまり学習範囲にはなかったような問題のことです。こういうのはダミー問題の確率が高い気がします。なぜダミー問題なんか問題に入れているかというと、今後の試験問題作成の参考にするためのデータ収集といったところのようです。つまり、その正答率等を見て、もしかしたら今後そのような問題が採点対象になっていくかもしれないということです。なので、後輩が受けるための試験問題を先に見せられている、でも今回は採点されない、といったところでしょうか。
まあ真剣に合格目指して頑張っている受験生にとっては厄介な存在であることには間違いありません。ダミー問題を見てパニックになって実力が発揮できなかったということがないように、ダミー問題らしきものに出会っても冷静さをキープするようにしましょう。

試験中に問題の難易度が変化する

これもすごいですね。なんとUSCPAの試験は1つじゃないんです。受験生のレベルに合わせて問題の難しさが変わるんですね。これはつまり、よくできる受験生には難しい問題=応用力を試す問題を出題する。逆にあまりできない受験生には標準的な問題=会計士の卵となり得るには基礎的なこれは分かってないとヤバイ問題を出題するということなのです。ですから、最初のテストレット(問題群のこと)から次のテストレットへ切り替わった際に次のテストレットが前のテストレットより難しい問題が多く含まれているなら前のテストレットでの正答率は高かった、と言えるでしょう。つまり合格に近づいているという証拠です。次のテストレットに進んでも気を抜かずに頑張って解けないといけなそうな問題(解けないと合格が遠のきそうな問題)を見極めて集中的に回答をしていってください。

受験者によって問題が違う [隣の受験生と解く問題が違う]

これは前出の「難易度が変化する」という特徴と重なりますが、USCPAの試験は予め試験のサンプルが大量にコンピュータに登録されています。その中から各出題分野から難易度も含めてランダムに抽出されます。だから、自分の隣で受験しているUSCPA受験生が目の前で解いている問題と、あなたが解いている問題はまったく別の問題なのです。USCPAの問題はこれまで世界中で大量の受験生が解いてきた問題ばかりですので、大量のデータが蓄積されています。その中から目の前の受験生に適切な問題をコンピュータが選び出しているのです。

受験資格がある [受験する州によって違う]

USCPAは誰でも受験できる資格ではありません。USCPAは公認会計士の試験ですので、それなりの学歴が求められます。とは言っても、東大じゃなきゃダメとか早慶以上とかそういう学歴ではなく、主に大学での履修単位であることがほとんどです。

しかもUSCPAは全米統一の試験ではあるものの、USCPAとしての合否やライセンスは各州が発行することになっているので、USCPAをどの州に出願するかで受験資格が変わってきます。受験資格が厳しい州もあれば、それほど厳しくない州もあります。

この辺は受験生のバックグラウンドによるので自分の経歴に合わせて出願する州を決めていけばOKです。もしくは、「私はこの州で公認会計士として働きたい!」といった個別のこだわりがある場合は、その州の受験要件を確認して、その受験要件を満たせるように頑張ってください。グアムで公認会計士事務所を開業したいとか私はハワイがいいとかそういう要望がある方もいると思いますので、それぞれの希望や人生設計、夢などに合わせて選んでいきましょう。

ちなみに、USCPAのこの特徴に関連して、合格実績を別の州に移す(トランスファーと呼んでいます)ことができる制度になっています。私もそうでしたが、私はUSCPAはアラスカ州に出願して、アラスカ州で合格しました。その後、アラスカ州の合格実績をワシントン州にトランスファーしてワシントン州の公認会計士としてライセンスを取得しました。

こういったことができるのもUSCPAの大きな特徴ですね。

科目合格が認められている

USCPAは4科目の試験に合格する必要があります。それぞれの科目はそれなりの学習ボリュームがありますから、4科目を同時に勉強しながら一回の受験で完了させるのはなかなか大変です。昔は科目合格制度がなかったので、皆さん一回の受験で4科目にチャレンジしなければならなかったので相当大変でした。ところが、近年は科目合格制度が導入されましたから、極端な話、1科目ずつ勉強して確実に合格を勝ち取っていく方法を取ることができるようになりました。ただし、1つの科目の合格には有効期限があり、各科目1年半(18ヶ月)となります。ですから、最初に合格した日から1年半の中で全ての科目に合格しなければ、最初に合格した科目の合格は取り消されてしまい、再度受験する必要があります。

エッセイがある(論文)

USCPAの試験の中で、BECと呼ばれる科目にはエッセイ問題が出題されます。これはUSCPAになった後のケーススタディを扱う問題で、ビジネスメールを英文で作成するような問題となります。とは言っても、大学受験の論文のような試験というよりは、問題の趣旨に沿ったキーワードをいかに含められるか、きちんと問題の趣旨に合う回答になっているかが採点のポイントです。ですから、エッセイ対策というよりは、通常のUSCPA試験対策の方が重要と思います。もちろん英文を書くことに慣れていない方は少し英文の書き方の基礎を勉強しておいた方が安心です。

ビジネスマンが身に付けるべき基礎を英語で学べる

USCPAはアメリカの公認会計士の資格なわけですが、会計士という名前がついているためか、会計の資格ということで会計を勉強する資格だと思われている気がします。もちろん会計士になるための試験なので会計は試験範囲ではありますが、ほんの一部でしかありません。

ある意味会計は会計士の基礎でしかないのです。公認会計士は金融市場の番人であり、会計だけ分かっていても到底太刀打ちできるような仕事ではありません。世の中の仕組みや経済、税金、法律などあらゆる分野に渡って知識を持っていなければ、会計士としての務めは果たせません。このため、USCPAの試験範囲は非常に多岐に渡ります。4科目あり、試験時間も1科目4時間ですからとにかくボリュームも多く、体力が必要な試験です。だからこそそれを乗り越えて合格できた方はビジネスマンとして身に付けるべき基礎を習得した方と言えます。

しかもUSCPAはアメリカの資格ですから、全て英語で実施されるので、英語の学習も兼ねることができ、英語で身に付けることができたという意味では日本の公認会計士よりも能力を発揮できる場が広がっていることでしょう。

独立開業が可能なライセンス(資格)が取得できる

USCPAは医師や弁護士のようなライセンスを取得できる資格です。つまり、独占業務があるので、免許を取れる資格なのです。医療行為は医師免許が必要ですし、法務行為には法律家の免許が必要なのと同じです。簡単に言えば、公道で運転するための運転免許証といったところでしょうか。いくら運転が上手でも運転免許証がなければ違法行為です。このようにUSCPAにおいてもUSCPAにおける独占業務を行うためにはライセンスを取得していなければなりません。このライセンスがあることで、独立開業できるのです。独立開業には条件がありますので、別記事で解説します。

受験費用が高い [受験回数は減らす、試験会場は近い会場を選択]

USCPAの特徴として、受験にかかるコストが高いことがあります。

1科目226.15ドルで、日本で受験する場合は追加で371.55ドルかかりますから、合計で597.70ドルかかることになります。これが4科目ありますからかなりの金額です。

だからこそ1回ごとの受験が非常に大切になります。昔は出願州に出向いて受験しなければなりませんでしたが、近年はアジアの受験生が増えたために日本でも受験することが可能となっています。東京か大阪で受験できますので、アメリカで受験しないのであれば、東京か大阪のどちらか都合のいい会場を指定して受験することになります。私が受験していたころは、横浜にも会場があったんですが、横浜会場は残念ながら閉鎖されてしまいました。

相互承認制度がある

USCPAはアメリカの公認会計士の資格ですが、さすがアメリカと言いますか、実はUSCPAに合格すると、アメリカと提携している国における公認会計士にもなることができるような制度があります。

[概要]
国際相互承認協定(MRA:Mutual Recognition Agreement)
主な協定参加国(2021年2月段階)
南アフリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、香港、アイルランド、スコットランド

AICPAウェブサイト(アメリカ公認会計士協会)

AICPAは、各国の公認会計士協会との間で国際相互承認協定を締結し、お互いの会計士がそれぞれの国々で活躍できる仕組みを作っています。

詳しくは別記事を参照してください。

【まとめ】USCPAを受験するなら入念に準備を!

いかがでしたでしょうか。

USCPAのことを今回初めて知った方にとっては結構衝撃的ではなかったでしょうか。アメリカの資格なのに、日本で受験できたり、合格すれば別の国の公認会計士にもなれてしまったり。同じ公認会計士という資格であっても、日本の公認会計士とは全く違う制度もあっておもしろいですよね。

会計や財務に関わらない方であっても取得しておいて損はない資格です。むしろ日本のビジネスマン、サラリーマンの方は全員取得しておいてちょうどいいくらいだとも思います。それくらい世界ではメジャーな資格ですし、あらゆる仕事の基礎を固めてくれる資格です。しかも英語の勉強にもなりますしね。

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!