USCPAのフィリピンライフ
経理経験とのシナジー

経理の実務経験があるUSCPA合格者は海外でコンサルへの転身をお勧めします!

経理の実務経験があるUSCPA合格者は海外でコンサルへの転身をお勧めします!

 

USCPA+英語+経理実務経験のある方は海外でコンサルとして十分能力を発揮頂けると思います。USCPA合格後はぜひコンサルへの転身をお勧めします。

経理部というと何となく数字を扱って、一日中パソコンの前で無駄なお金を使っていないかチェックしている暗い部署。そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、経営者からすればこれほど大事な部署はありません。会社はお金が無くなったら利益が出ていても倒産します。トヨタだろうが町工場だろうが同じです。

ですから経理部で働いている方はその会社がなくならない限り仕事はあるでしょう。そんな忙しい毎日の中でUSCPAを取得したあなたは本当に努力家です。

今の会社もいいけど、海外で働いてみたい、自分の能力や経験を試してみたい、そういう方はぜひコンサルになることをおススメします。

経理部の経験が海外で通用するのか

ハッキリ言います。そのまま通用します。あなたが働いている、もしくは働いていた部署にあった色々なルールや仕組みはそのまま海外に持ってきたらどれだけ喜ばれるでしょうか。少なくとも私が見てきた中で日本のように社内のルールがしっかりしている会社はありませんでした。だから、日本では当たり前のようにあった経費精算のルールや日当のルールなど、あなたが今まで何百回と運用してきたそのルールは海外に持ってくればそのまま活用することができるのです。

経理部の仕組みは海外でも共通です

経理のルールや仕組みは多少のデコボコはあれど、基本的には海外でも同じです。違うとしても日本で使用していたルールや仕組みの方が優れていることも多いです。ですから、あなた自身の経験をそのままはめ込んでもらえれば十分活用できるわけです。

経理部経験者ならコンサルがオススメです

経理部を経験した方なら概ね会社ではコストセンターとして扱われ、残業すれば経費の無駄遣いだのずっと机に座っているだけだの色々文句を言われた経験はありませんか。少なくとも私のいた前の会社ではそのような受け取られ方をされていましたので、とても肩身の狭い思いをしていました。逆に一部の子会社の社長さんからは経理部がいてくれるお陰でお金のことや決算のことは心配しなくて済むと言われていたこともあります。ですからバックオフィスで働く方々の気持ちや経営者の気持ちは分かっている方が多いと思います。それはつまり、相手の気持ちが分かるということです。経理部の悩みや経営者の悩みは多少の違いはあれ度悩む部分はみんな共通しています。これは単純な資格保有者では絶対に分からない部分です。なぜなら経験値がないからです。その点、経理部で経験を積んだあなたならきっと手に取るように相手の気持ちが分かることでしょう。

ここがまさに私はコンサルをおススメする理由です。

経理部での経験はお金に換えられます

もう一つ私が経理部経験者にお伝えしたいのがこの点です。前記の話とも重なりますが、私が海外に来て驚いたのは、帳簿を作ることがお金を生み出すということです。私は前職で経理部としてひたすら決算書を作っていました。特に上場企業でしたので、毎月の月次決算はもちろんのこと、四半期ごとの決算はそれはそれは地獄のようでした。毎日夜中まで働き、それを30日以上続け、決算発表数日前には2徹3徹などありました(徹夜のことです)。30日以上夜中まで仕事していた中での最後の3徹は本当につらくて、意識がもうろうとしていました。経理部で働いている人は多かれ少なかれこんな感じじゃないでしょうか。本当にお疲れ様です!って言いたいですね。こんなに働いているのに社内から白い目で見られるなんて、なんてつらい仕事なんでしょう。それに決算発表をしたところで全く褒められません。営業マンが営業して注文を取ってきたら褒められるのに、経理部が決算をして決算発表しても褒められない、なんかおかしくないですか!?むしろ徹夜明けの決算発表で数字が間違っていることが発覚し、当時の役員に大目玉を食らいました。でもみんな口を揃えて思っていたと思います。無理言うなよ、30日以上連続で土日も働いたあげく最後に3徹してるんだから、と。

要するに普通の会社の経理部というのはこのように全然恵まれないというか、簡単に言えば感謝されない部署だと思います。きっとこれが普通なんだと思います。そりゃ営業マンが注文取ってきた方が会社として喜ばれるのは当然でしょうから。

ところが、です。

転職して会計事務所でコンサルをやり始めたら分かりました。

なんと、決算書を作るだけで感謝されるんです!これには本当にビックリしました。海外では日系企業はあまりバックオフィス部隊を重たくしたくないので、外注する傾向にあります。ですから経理業務、とりわけ決算書の作成はコンサルティング会社などに委託して作ってもらうのです。

経理部の皆さん、信じられますか?あなたが作っている決算書、それは売れるんですよ!正確に言えば決算書を売るというよりは、決算書を作るサービスを売るという感じです。だから毎月決算書を作るたびに「ありがとう」と言われます。これには最初は本当に感動しました。自分がやっていることが世の中のためになっているんだ、そう思った瞬間です。

もしかしたら、あなたは私よりもっと正確に、しかも早く、見やすい決算書が作れるかもしれません。そのノウハウ、お金になります。ぜひあなたの経験、知識を世の中のために役立ててください。

まとめ:経理部経験者なら海外への転身も視野に入れてみてください

如何でしたでしょうか。いかにあなたの経理部での経験が世の中に生かせるかお分かり頂けたでしょうか。USCPA+英語+経理経験にぜひ海外+コンサルを加えてどんどんUSCPAを生かしていきましょう。

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!