USCPAのフィリピンライフ
海外転職/移住

【体験談】海外移住の不安解消方法[失敗を防ぐコツ]

各国の経済が成長している中で、日本だけは20年以上も成長していません。ドルベースでみればむしろマイナス。そんな日本の状況から海外移住を選択する人もいますが、とてもストレスがかかるので不安でいっぱいでしょう。海外移住の不安はどうすれば解消できるのか、どうすれば失敗しないかについてまとめていきます。

海外移住は不安?当然です。不安じゃない人はいません!

日本にいたら人生が終わってしまう。

もっと楽しい人生を送りたい。

人生を変えたい。

そんな思いから海外移住へチャレンジする人が増えてきたように思います。今では海外旅行に出かける人も多くなってきたので海外は昔よりは身近になったと言えます。

とはいえ、海外旅行と海外移住は似て非なるもの。

旅行と言えば観光地に行きますし、多くの場合は数日くらいしか滞在しませんからその国、その土地のいいところが全面的に見えるものです。むしろいいところを探そうしている感すらあります。

しかし、海外移住とはその国、その土地に住んで生活するということですから、24時間その場所の空気を吸うことになるのです。そうなれば日本にいても同じように、いいこともあれば悪いこともあるのが当たり前です。逆にいいことしかない、自分にとってストレスがかからないことしか起きないというのは逆に怪しいとすら思います。

そもそも日本は島国ですから、あまり外国の文化や外国人と積極的に接してきた歴史がありません。ヨーロッパではお互いの国が地面でつながっていますから、日本とは比べものにならないくらい海外との接点は多く、その分、海外への耐性もできています。

しかし、日本はそのような外国や知らない土地に対する耐性が低いので、日本を離れるということに対してとても不安な気持ちになるのです。

日本で育った日本人であればほとんど同じ意見を持つのではないでしょうか。

だから海外移住を検討する人はわずかしかいません。そしてそれを実行に移そうと思う人はさらに減り、最終的に本当に実行に移す人はほんの一握りでしょう。移住できたとしても、それを継続できる人もはさらに減ります。

こう考えると、海外移住を考えるというだけで一歩抜き出ているということです。

私も2015年にフィリピンに移住しましたがとても不安でした。でも移住しました。そしてすでに7年目に突入しました。

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USCPAとして突然退職し、フィリピンへ移住した理由【覚悟はいります】

もちろんいいことも悪いこともあったけれど、今の時点では総合的に考えて移住してよかったと思います。日本では味わえない生活を送っています(贅沢っていう意味じゃないですよ)。

海外移住するときに不安じゃない人はいません。みんなその不安を乗り越えて移住したんだと思います。

だからあなたにもできるはずです。

移住に興味があるならとりあえずチャレンジしてみましょう。

海外移住はなぜ不安?それは失敗したくない思いが強いから。

ではなぜ海外移住をしようと思った時に不安になるのでしょうか。

それはまさに「失敗したくない」という思いではないでしょうか。

日本人は特にそうだなあと思いますが、日本人は「失敗」ということに非常に敏感です。日本人は真面目というか完璧主義というかなんでも成功しないといけない、失敗は許されないという空気感があるように感じます。

日本人のマインドだと語尾がこうなるんですね。

○○しないといけない。
○○であるべきだ。
○○してはいけない。

こう見てみると、なんか堅いというかネガティブなんですよね。

こういう思考回路というか考え方が日本人全般に植え付けられているので、これを外れるようなことは許せないのです。誰かに命令されたわけでもないし、そんな法律やルールがあるわけでもないのに、自分で勝手に自分自身に言い聞かせ、結果的に自分ルールに縛られるんですね。

失敗ってなんですか?

ルールや法律がないなら、失敗の定義は自分で作った虚構でしかありません。

つまり、自分が失敗と思えば失敗なんだろうし、失敗と思わなければ失敗じゃないってことです。

海外では日本のようにうまくいくことが少ないです。

自分の思った通りにならないこと、予想通りにならないことばかりです。

自分の思い描いていたことや予想していたこと通りに物事が運べたことを「成功」と定義すれば、自分の思い通りにならなかったり、予想に反した出来事が起こると、それらは全て「失敗」ということになってしまいます。

こういう思考回路になっていると、ほぼ確実に「失敗」を積み上げることになり、心が病んでいきます。ネガティブな思考になったら悪循環に陥るだけです。そして最終的には海外移住を続けられなくなってしまうのです。

しかし、ここで、うまくいかなかったことを「失敗」ではなく、「経験」に置き換えたらどうでしょうか。もっと現代風に言えば「ネタ」かもしれません。

経験やネタってその人の「付加価値」ですよね?
だって誰しもが経験できるわけではないから、ある意味レアな人材と言えます。

どうでしょうか?

「失敗した人」ではなくて、「経験値とネタを持っているレア人材」と言ったら、とても人間味があってなんだかすごそうですよね?

こういったレア人材になれる可能性があるのが海外移住の魅力でもあります。

失敗と思わない思考回路が海外移住を豊かなものに導きます。

海外移住の不安はこう解消する!

海外移住をしようと思った時に発生する不安は当然。その不安の原因は失敗したくないという思いにある、という話をしてきました。

では具体的に海外移住の不安解消方法についてみていきます。

不安解消方法

自分に自信を持つ
できないと思わない
英語の勉強をしておく
資格を持つ

一つずつ具体的に解説していきます。

自分に自信を持つ

ある意味これがもっとも大事です。精神論が嫌いな人もいると思いますが、人間は結局のところ心の持ち方ですべてが決まります。体は頑丈で、筋肉隆々だったとしても、心が弱かったら体調が悪くなりやすいものです。病は気から、ですね。

自分に自信を持つというマインドセットは、日本人は特に苦手です。

日本人は真面目でとにかく謙虚なので、自分に自信を持ってはいけない、甘えてはいけない、傲慢になってはいけない、控えめでなければならない・・・などといったとにかく自分にキビシイ姿勢でいるように教育されています。

だから「自分に自信を持ちなさい」と言われたところでピンとこないのです。

しかしながら、前述でも触れましたが、誰が自分で自信を持ってはいけないというルールを作ったのでしょうか。そんなルールはどこにもありません。あるとすれば自分で作ったものでしょう。単純に小さいころから暗示をかけられていただけで、ルールはないですよね。

自分に自信を持ったところで誰にも迷惑はかけません。お金もかかりません。自分に自信を持つことで自分が幸せになれて世の中うまくいくのであれば、持たない理由はありません。今からできます。自分に自信を持ちましょう。

こういうと、「私には自分に自信を持つだけの実績がありません」という人がいますが、実績とかは関係ありません。

あくまで自分の中で自信を持てばいいだけですから、自信を持つための根拠はいりません。

ただただ自分に自信を持てばいいだけです。誰かに伝える必要はありません。自分の中で自分に向かって「自分ならできる、自分なら大丈夫」と言い聞かせるだけでOKです。

これなら海外移住した時にいろんな困難が目の前に立ちはだかっても、「自分なら大丈夫」と思っていれば、実際なんとかなるものです。

そしてその「何とかなったこと」が「経験値」となり、「ネタ」になっていくのです。

自分に自信を持つという話は師匠オノウチさんがロジカルに語っているので参考にしてください。オノウチ師匠の言葉を借りれば、「自己肯定感」ですね。ちなみに、オノウチ師匠はオランダへ移住されました。そして考えすぎて救急車で病院に担ぎ込まれております。数日間お風呂に入るのも忘れちゃうくらいの人ですからまああり得ますね。

自分にはできないと思わない

最初の自分に自信を持つというのと似ていますが、より実践的なことはこれです。

まずは自分に自信を持ちます。

これを大前提にした上で、海外移住をすると目の前に様々な困難がやってきます。日本では到底起きないようなありえないハプニングや事件も起きます。

そこで「自分にはできないと思わない」という心構えが活きてきます。

この考え方は壁にぶち当たった時の思考停止を防ぐ狙いがあります。

海外で壁にぶち当たると、頭が真っ白になってしまい、思考停止状態になることがあります。

海外では誰も助けてくれません。

人のことに気を遣っている余裕がない人ばかりです。ですから自分の身は自分で守るしかないのです。だから、自分に自信を持って、「自分にはできないことはない」という思いでずっといれば、結果的に解決策が見つかったり、誰かが助けてくれたりするものです。

ちなみに誤解してほしくないのは、なんでもかんでも自分で解決してくださいという意味ではありません。解決するための手段は自分で講じる必要があるという意味です。自分で解決できそうもないから解決できないと思考停止になるのではなく、自分にはできないけどあの人ならできそうだからあの人に相談してみようとか、あの人の知り合いのAさんだっからできそうだからAさんを紹介してもらおうなど他人の力を借りられることもあなたの能力なのです。他人の力を使ったとしても結果的に問題が解決したならそれはあなたの能力なのです。人の力を借りて自分の問題を解決したんですから立派な実力です。

全部自分でやろうと思わないでください。

問題解決のためには他人の力も借りながらでもやり切るんだ、やり切れるはずだというマインドセットを持っていれば不安が減ることでしょう。

英語の勉強をしておく

これは言わずもがなですが、英語は勉強しておくに越したことはないです。

まあ英語の勉強というと、単語を覚えるとか文法を勉強するとかで、いきなりロイヤル英文法とかDuoを持ち出して1ページ目から勉強する人がいますが、それはそれで大事だとして、海外移住に必要な英語力というのは少し違います

他の記事でも書いてますが、海外で生きていくための英語力はアウトプットがポイントです。特に日本人の場合は学校教育の弊害でアウトプットの練習はほとんどしていないので超苦手です。

他の記事でたくさん書いていますので、そちらを参考にしてもらえればと思います。

【アプトプットの重要性】なぜ海外転勤者はアウトプットを重視すべきなのか?

【海外転勤者はアウトプットが最重要】英会話スクールを利用するメリット

ロイヤル英文法

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資格を持つ

こちらもありきたりですが、とても効果が高いです。

偉そうにペラペラ書いてきましたが、私は資格を取得できたことで自信を持てたタイプです。資格は勉強してよかったですし、その知識は今でも活かされているのでそれはそれでよかったのですが、私の中では資格を取得することで得たものは知識よりも自信の方が大きかったように思います。

ちまたで言われている通り、資格でご飯は食べられません。でも資格を取得したことで自信が付き、仕事を頑張れたのは何にも代えがたい財産です。

こちらについてもたくさん記事を書いてますので興味がある方は目を通して頂けると嬉しいです。

私がUSCPAを取得した理由とUSCPAを取得した後の人生について

資格情報はこちらです。
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海外移住の失敗はこう防ぐ![失敗する人の考え方]

ここまで読んで頂けた方はもう大丈夫とは思いますが、私が海外移住後に実際に見聞きしてきた中での失敗例とその防ぎ方を書いておきたいと思います。

失敗例

言語のせい
悪い部分だけに焦点を当てる
自分がない
他人のせいにする
暗い
完璧主義
渡航前に仕事を見つけていない
つぶしが効くスキルや資格を持っていない
仲間がいない(詐欺や犯罪集団には注意)

一つずつ解説していきます。

言語のせい

英語ができない、現地の言葉ができない、などなど言語を言い訳にするケースはありました。英語ができないから・・・と言う人はいますが、ではどこまでできれば満足するのでしょうか。残念ながらこういう考え方の人はどこまで英語を勉強したところで、自分の満足するレベルには到達しません。英語のプロでさえ自分は英語ができないと思っているくらいです。英語のプロじゃない人が英語ができるなって思える日は来ないのです。英語以外の現地の言葉であればなおさらおでしょう。

海外赴任予定者が短期間で英語力を劇的に伸ばす方法【学習目標を明確に!学習内容を絞り込む!】

【英語学習の進め方を解説します】海外転勤者が行うべき英語学習手順

言語でご飯を食べていくような職業上言語は必要な人は別です。しかし、海外に住むというだけ、仕事上で多少英語を使うというくらいであれば、日本の義務教育レベルで十分です。

言語のせいで海外移住に失敗している人は、言語のせいにしないことが大事ですね。

【英語力不足での悲劇】初めての海外転勤!もうこれ以上同胞を失いたくない。そんな思いからブログを書いています。

悪い部分だけに焦点を当てる

海外では日本では想像できないような事件やハプニングが発生します。それらをその国の「悪い部分」として考えてしまうととても生きづらくなります。日本がきれいな国で住みやすいので、海外に住んでみるとどうしても悪い(と日本人が感じる)部分が目に付くようになります。そればっかりに目が行ってしまうとストレスがたまり嫌になってしまいます。
ですから悪いと感じる部分を見た時、どうしてそうなっているのか、を考えてみると結構同情に値する出来事が背景に見えたりして気持ちが落ち着いたりします。逆に悪い部分ではなくて、その国のいい面を積極的に見るようにしていくと、意外と日本では忘れられていたことや人間として大事な一面を持っていることが垣間見えたりします。

悪い面はその原因や背景を冷静に客観的に考えてみる、いい面は積極的に感動してみる、といった見方ができるとその土地に愛着がわいてくることでしょう。

自分がない

これは日本人にありがちです。私もそうでした。でも大丈夫。日本ではそれが普通だからです。むしろなにか自分を持っている人がいるとあの人はわがままだとか自分勝手だといったレッテルを張られるので、そういう人は日本では生きづらいでしょう。でも海外では誰もが日本代表です。日本を知らない人はあなたというフィルターを通して日本を見て感じることになるのです。つまり、あなた=日本のイメージに他なりません。そうなると嫌でも自分というものを持つしかなくなります。自分を持つと言ってもよく分からないかもしれませんが、前述の「自信を持つ」に似た「自分はこれでいいんだ」という一種のあきらめのようなものを指します。

諦めるというのは日本では悪い意味に聞こえますが、ここではポジティブな意味で使っています。他人に何と言われようと、自分はこういう人生を歩むんだとか、誰に反対されてもこれに挑戦するんだといった信念のようなものです。これをもっていないと周りの意見に左右されてしまい、窮屈に感じてしまうことになります。他人の意見を参考にするのはいいですが、自分の信念を曲げてまで従う必要はないし、それで自分がつらくなってしまっては意味がありません。自分の信念を大事にできれば海外移住は大丈夫です。

他人のせいにする

日本にいても同じですが、他人のせいにする人は海外移住には向いていません。前述の通り、海外に出てしまったら誰も守ってくれません。全て自己責任です。自分で選択肢を作り、自分の意思で選択し、自分で行動してその結果にも責任を持つのです。それは他人がアドバイスしてくれたり、他人がくれた意見に従ったとしてもそれは自分のせいです。なにか失敗してしまったら、その原因について分析し、同じミスを繰り返さないような戦略や方策を立てるという行動ができる人でないと難しいでしょう。

全ては自己責任。

この考え方ができないと海外移住は難しいと思います。

暗い

パーリーピーポーな人であれという意味じゃないです(笑)。いつも悲観的というかネガティブな人は心が病んでしまうでしょう。でも日本人はこういう人が多いと思います。私もそうでした。でも人って変われるんですね。ちょっと訓練は必要ですが、変わろうと思えば変われます。だから今暗くても全然大丈夫です。もっと肩の力を抜くというか楽観的に考えるというか、「何とかなるさ」「何とかするさ」といった根拠のない自信を持って常に前向きに考えていれば、意外といいアイデアや解決策が舞い降りてくることがあります。例え失敗したとしても「いい経験になった」「ネタが増えた」くらいに考えておけば、もしかしたらラッキーだったかもしれないと思えるほどです。

どんな出来事にもコインの表裏があるように二面性があるものです。

同じ事象を見ていても、ネガティブな人とポジティブな人では見方が全く異なるものなのです。

コップの3分の1まで水が入っている時、ネガティブな人は3分の1しか水が入っていないと言うでしょう。ポジティブな人は3分の1も入っている!カラッポじゃない!やったー!という感じにとらえると思います。

事実はコップに水が3分の1入っているということに変わりはないわけですが、それをどうとらえるかはその人の見方次第ということなのです。

同じ事実を目の前にして、どちらの考えに立った方がよりストレスが少ないか、楽しく生きられそうかを考えたら明らかですね。今からでもできます。訓練で変えられますから物事の二面性の明るい方にこだわってみる癖を付けていきましょう。

完璧主義

これも日本人にありがちな傾向です。私もそうでした。今でもなかなか抜けられず、ストレスを抱えることが多いです。それでも移住前に比べればだいぶラフになってきた気はします(笑)。完璧主義からラフになるのはかなりの苦痛を伴います。でもどこかで諦める部分がないと精神的におかしくなります。日本人は総じて真面目なので、仕事をさぼっている人をみたり、責任感を持たずに取り組んでいる人を見るとどうしてもストレスを感じます。でも逆に考えると、日本人だけ異常なんですね。世界を見渡せば仕事に真面目に取り組む人の方が珍しいと思います。

これは仕事に対する見方というか「仕事観」が大きな差を生んでいるような気がしますが、これは語り始めると長くなってしまうのでここでは割愛しますが、要するに仕事に対する考え方の違いです。世界では「仕事=苦役=命令や指示によってやらされるもの」という感覚の方が強い気がします。この考え方に立ってしまうと、「仕事=できるだけやりたくない」という考え方になるため、基本的にはサボろうとするベクトルに強い力が働きます。これが見えてくると、相手が仕事をしなかったところでまったく驚かなくなります。むしろちょっとでも仕事してたら頑張ってるねえ~と思うようになってハッピーな気分になります。

このように完璧主義を求めず、減点主義をやめて加点主義にマインドセットを切り替えれば結構ストレスは軽減されます。しかし、これは日本人にとっては訓練が必要なので、時間をかけて解消していくようにしていきましょう。

渡航前に仕事を見つけていない

これはあまり例はないですが、勢いだけで行動する人は要注意です。海外移住ありきで、いてもたってもいられなくなって、とりあえず移住してしまう人。これはこれで素晴らしい行動力ですし、なかなか真似できるものでもありません。しかし、海外移住は生活していくわけですから、仕事がなければいつか資金が底をついてしまうでしょう。もちろん現地に入ってから仕事を見つけることもできますが、通常滞在期間に制限が付いていますから、その制限内に就職し、その会社から就労ビザを申請してもらう必要がありますので、就職先の目利きはだいぶ甘くなります。そうなれば、本当はやりたくない仕事でも仕事のオファーがきたら受けざるを得ないこともありますから結果的につらい仕事をすることにもなりかねません。

できれば海外移住する前に仕事を見つけておくことをオススメします。私も海外移住する前に移住先の仕事を確保してから移住しました。

海外移住の場合でも、日本の転職エージェントが利用できますので、まずはエージェントに相談してみてください。掘り出し物の案件が見つかるかもしれません。

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そう言えば、私の同僚も去年転職してしまいました・・・。
【悲報!】フィリピンで一緒に頑張ってきた同僚が千載一遇のチャンスをつかんで転職した件

つぶしが効くスキルや資格を持っていない

これは少し優先順位としては下がりますが、よりよい海外移住生活を送るためにはぜひとも考えておきたいことです。

以前記事にしましたが、海外就職・海外転職となると、どんな仕事でも選べるわけではなくなります。簡単に言えば単純労働の仕事には就けないです。日本人が海外で就ける仕事と言えば、経営層(管理職)か専門職、専門的な技術が必要な仕事に限定されます。これは現地の方の雇用を守る意味もあります。自分でビジネスを起こせる人であればいいですが、そうでない場合はつぶしが効くスキルや業種・業界・会社を問わずに使える資格を持っていることで、就職先の幅を広げることができます。逆にこういったある意味特技がない方ですと、海外移住先で仕事を探すのに苦労される可能性がありますので要注意です。

どういった資格がいいのかは別記事で紹介していますので参考にしてください。

【海外で働く】どうせ目指すなら海外で通用する一生役立つ英語資格を取って国際舞台で活躍しよう!

【海外移住】海外就職するなら英語スキル+つぶしが効く資格を持っていけば不安はなくなる!

【海外駐在希望者必見!】海外駐在するなら公的資格を取得して信用力&自信を高めておくべし!

仲間がいない(詐欺や犯罪集団には注意)

海外移住はすべて自己責任。誰も守ってくれない。自分を持って、自分に自信を持って頑張ってくださいと、基本的に自分でなんとかするという話をしてきました。

これは真実であり、これがスタートとなります。

しかし、自分だけで何とかしていこうというのも限界があります。

そういう時こそ仲間の存在が大事になります。

友達という意味ではありません。

友達というレベルでなくてもいいのです。

知り合いくらいの間柄でも仲間と言っていいでしょう。

私も多くの仲間に助けられました。海外に住んでいる日本人はみんな総じて優しいです。これはきっと皆さん同じ経験を味わってきたからでしょう。皆さん同様につらい経験を重ねてきています。だからこそ本当に共感できる仲間ができますし、だからこそ助け合っていく素地ができているのです。そして助けられた人は同様に後から来た人を助けようとします。このように助け合いの連鎖が起きるのです。

海外移住はみんな同様につらい思いをしているのです。しかし、海外移住を継続できている人は皆さん仲間がいます。無理に友達を作ってくださいと言っているわけでなく、自分と同じ悩みや境遇を経験している人はたくさんいるので、その人たちと意見を交換するだけでかなり救われます。こういう仲間がいるかどうかで海外移住の難易度が大きく変わりますから、気にしてみてください。

とはいえ、海外には犯罪集団もいますのでそういうところには引っかからないように注意してくださいね。

海外移住は大変ですが人生変えられます。

頑張ってください!

応援しています。

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!