USCPAのフィリピンライフ
USCPAに必要な英語力

USCPAは英語ができなくても合格できるのか?

USCPA(米国公認会計士)はアメリカの公認会計士の資格です。アメリカの資格ですから全て英語で行われます。英語ができないと合格は難しいです。しかし、皆さんが思っているほど高度な英語力は不要です。英語での会話力も不要です。ただ、今後USCPAとして活躍していくのであれば将来のためにも英語はできておいて損はありません。

USCPAは英語ができないと合格できません

まずはっきりさせておきたいのは、USCPAは英語ができないと合格は不可能ということです。

その理由は主に以下です。

英語ができないと合格できないと思う理由

引っかけ問題あり→英語ができないとひっかかる
エッセイがあるのでやっぱりキツイ(エッセイもパターンあり)
USCPAの目的を考えれば英語ができないと意味ない→仕事ができない→USCPAになれない
日本語のテキストで教えてくれる学校もあるが、本番では英語の文章を読まなければならない
勉強中に英語の文献にあたらないといけないこともある
パターンから外れる問題だが標準的な問題だった場合は、解けないと合格できない

ちなみに、英語ができない方であれば、英語を勉強すればできるようになるので希望があります。

しかし、英語が苦手な方、嫌いな方は英語から離れてしまうと思うので、絶望的です。

たぶんUSCPAは目指さない方がいいです。

会計に興味があるというのであれば、試しに日商簿記3級を目指してみてください。

日商簿記3級の勉強中に、”会計っておもしろいな”と思えたら、3級合格を目指してください。

3級に合格できたら2級にチャレンジしてください。

2級まで合格できたらあなたには才能があります。

そこからはあなたの選択です。

日本の公認会計士か税理士か中小企業診断士を目指す。

それかUSCPAを目指す。

ここでUSCPAを目指すというのであれば、どうしても英語力が必要なので、まずは英検3級を取得してみてください。

4級でもOKです。

英語が苦手な方はおそらくこのくらいの英語学習時期につまづいているはずです。

なので、そこから戻ってやり直しです。

たぶん2~3ヶ月あれば学習できる内容です。

そして英検2級まで取得できたら、USCPAの学習に入れます。

このように、まったくの素人から始める方で、会計の知識もないのであれば、先に日商簿記を勉強してみて、自分が興味を持てるかどうかを試してみた方がいいです。

簿記に興味が湧かない方はUSCPAの学習は修行にしかなりません。

修行するくらいなら辞めた方がいいです。

もっと楽しいことに時間を使いましょう。

USCPAはアメリカの公認会計士の資格試験ですから、試験はすべて英語で行われます。

従って、英語ができないと、問題文を読み解くことすらできないのです。

予備校の中には英語力についてはあまり強調していないように思いますが、はっきり言って、英語ができないと無理です。

と言いつつも、恐らく皆さんが思っているほどの高度な英語力は不要であることも一理あります。

USCPAは基本的にアメリカ人を対象としているため、英語もネイティブレベルでないと合格できないのではないか、と思う方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

日本での高校や大学での英語の授業の方がよっぽどレベルが高かった気がするくらいです。

USCPAは英語力を計る試験ではありませんから、出題される英語のレベルはそれほど高くありません。

あくまで公認会計士の資格試験ですので、そこは勘違いしないようにしましょう。

英文を見ると、”英文読解”を始めてしまう人がいますが、これは無駄です。

読解することが目的ではなく、聞かれている質問に素早く答えることが目的です。

とはいうものの、USCPAに合格することだけを考えるなら高度な英語力は不要です。

USCPAは過去の膨大なデータベースから、あなたに解いてほしい問題をコンピューターが選んで画面に表示しています。

つまり、問題にはパターンがあるのです。

マルチプルチョイス(選択式の問題)はパターンである程度行けるので、ある程度パターンを抑えてしまえば英語に慣れるので、英語力そのものはそれほどなくてもいけます。

ただ、そのある程度慣れるまでにはやはり英語力を磨く必要があります。

USCPAとして必要な英語力は?

USCPAに英語力が必要なことは分かった。

ではどれくらいの英語力が必要なのか。

私の感覚では、英検準1級くらいの英語力は必要とみています。

TOEICで言えば、800点くらいでしょうか。

このくらいの英語力があれば、USCPAの問題文を読みこなしたり、エッセイ問題をこなせるレベルにはあるでしょう。

英語力にこだわりすぎないこと。USCPAは専門家である

USCPAに合格するためには、英語力が必要であるということはご理解頂けたと思います。

ただ、日本人は真面目なので、英語力が必要というと、急に大学受験並みの英語の勉強を始めようとする方がいます。

しかし、ここでの”やりすぎ”は禁物です。

USCPAに合格するためには、英語力は必要です。

しかし、通訳や翻訳を本業としているわけではないので、専門的に高度な英語力は不要です。

なので、あまりこだわりすぎない方がいいです。

英語の基礎(=中学レベル、英検2級レベル)がある方なら、あえて英語の勉強はしなくてもいいと思います。

英語の勉強をするくらいなら、その分USCPAのテキストを読みながら、そこで覚えていってしまう方が結果的に早いでしょう。

英語の基礎があれば、USCPAの勉強を進めていく中で、どんどん英語力も向上していきますので、安心してください。

USCPAは会計の試験なので、専門用語を繰り返し覚えるだけです。

覚えると言っても、何度も出てくるので勝手に覚えてしまうと思いますので安心してください。

むしろ勝手に覚えてしまうくらい何度も繰り返すのが一番です。

そして、USCPAを目指すにあたって、一番意識してほしいことは、”USCPA合格後”のことです。

USCPAとして仕事をしていくということは、会計専門家として振舞うことが期待されているのです。

決して英語の専門家としては期待されていません。

しかし、USCPAを名乗って専門家として仕事していくのであれば、英語力はあった方がカッコイイです。

なので、USCPAとして将来働く上でも、英語力は決して無駄になりませんので、自分で自信がないなと思う方は、やりすぎない程度に英語力アップを図った方が将来必ず役に立ちます。

まとめ:そこそこの英語力でUSCPAとして飛躍しよう!

いかがでしょうか。

USCPA合格にはそれほど高い英語力は必要ないと安心してもらえると嬉しいです。

しかし、USCPA合格後のことを見据えると、ある程度の英語力がないとカッコ悪いですね。

ですので、USCPAを目指すのであれば、ある程度の英語力は予め身に付けておきましょう!

英語に苦手意識がないのであれば全然大丈夫です!

頑張ってください。

応援しています。

ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!