海外転勤者の英語学習方法

海外赴任予定者が短期間で英語力を劇的に伸ばす方法【学習目標を明確に!学習内容を絞り込む!】

海外転勤者には英語は必須能力です。

しかし、英語が得意な方が海外転勤者に選ばれるかと言えばそうでもありません。

海外転勤者は英語学習をさせるために転勤させるのではなく、あくまで会社の業務として必要だから海外転勤させるのです。

従って、英語力の有無とは無関係に海外転勤の機会は巡ってきます。

「英語力は本人が現地で身に付ければいい」

「現地に行けば何とかなるだろう」

会社は正直これくらいにしか思っていません。

まあ確かに最初は英語が話せなくても、現地で必要に迫られて英語を必死に勉強することで、英語を体得した方は何人もいらっしゃいます。

しかし、最初から必要と分かっていて、多少時間が取れるなら少しでも英語の勉強をしておいた方が自分のためです。

現地に行ってから慌てふためいて、そこから挽回するのも悪くはないですが、英語力は少し勉強すれば誰でも向上させることができる能力です。

それなら今のうちに少しずつ始めておいた方が精神衛生上もいいでしょう。

私は2015年からフィリピンに駐在して日系企業の経営サポートを行っています。

多くの日系企業の方との出会いを通じて感じた海外転勤者に必要な英語の学習手順を紹介します。

海外転勤者に必要な学習プロセス(要約)

私が考える海外転勤者に必要な英語学習プロセスは以下です。

ステップ1:必要な英語力の理解
ステップ2:学習期間の把握
ステップ3:学習期間に合わせた学習目標・学習内容の優先順位付け
ステップ4:計画に沿ってひたすら実行
ステップ5:「これでいいんだ」という自信を付けて渡航日を迎える
ステップ6:現地でひたすら実践を積みまくる

英語学習に終わりはありません。

通訳者や翻訳者など英語のプロと呼ばれる人たちであっても、「自分はまだ英語ができない」と日々嘆きながら、毎日切磋琢磨しておられます。

このような辞書を愛読しており、通読されている方々であっても英語ができないと言っているのですから、英語を本業としない方々にとって英語学習が終わるということは有り得ないでしょう。

英語学習というのはそれだけ根が深い学習であるということです。

しかし、我々には時間がありません。英語だけ勉強しているわけにもいきません。

それであれば、自分自身でどこかに「ゴール」を設けなければなりません。

そこで私は、「自分の英語はこれでいいんだ」と言える自信を持つということを、ゴールにすることをオススメしています。

なんだそんなことかと思われる方もいるかもしれません。

TOEICの点数や英検など分かりやすい客観的な指標を目標にしたいと思う方もいるでしょう。

それはそれで私は否定しませんし、それで自信を持てるならそれでもいいと思います。

ただ、覚えておいて頂きたいのは、あなたは海外転勤後、自分の英語力で本業を完遂しなければならないのです。

頼れるのは自分だけです。

そこではTOEICの点数が900点であろうが英検1級を持っていようがビジネスの世界では全く関係ありません。

仕事ができるかどうかというただその一点のみであなたという人物が評価されるのです。

TOEIC900点であっても、自分の英語力に自信がなかったらそれが相手に伝わってしまい、「コイツ大丈夫か?」と思われてしまいます。

逆にTOEICは300点台だったとしても、自分の英語に自信があって、お世辞にも上手な英語ではないけれど、はっきりと自分の主張を相手に伝えられて相手が納得するようであれば、後者の方が仕事ができると思われて信頼関係も築けるのです。

こう言っては元も子もありませんが、しょせん英語は言葉です。

相手とコミュニケーションをするための道具の一つにすぎません。

英語だけで説明しないといけない場合、あまり文章が得意でなければ箇条書きにするとか、単語だけ並べるとか、また、英語だけで通じないようであれば絵や図を描いて説明するとか、色々組み合わせればいいのです。

いずれの場合も自分の英語力なりに自信を持っていればそれでいいのです。

上手とか下手とかは関係ありません。

英語のプロからしたら全員下手です。

しかし、英語のプロが自分は英語ができないと言ってるんですよ。そんなもんです。

そもそも上手とか下手って誰が決めるんですか。そう、自分が決めてるんです!

だからくどいようですが、自分が自分の英語力に自信を持てたらそれで十分なのです。

海外赴任者に必要な英語力は限定的である

海外転勤者には本業があります。

私が赴任しているフィリピンでは日系企業は多くの工場を構えていますから、日本人駐在員の役割はこの工場をきちんと運営することにあります。

当然ながら一人で工場運営はできません。

何百人、何千人の従業員を抱えていますし、彼ら彼女らにきちんと働いてもらって初めて製品を生産することができるわけです。

ですから、海外駐在員に必要な英語力は明確です。

それは「発信力」です。

その発信力でその工場が目標とするゴールを達成できるように指示を出すのです。

きちんと指示を出して従業員が連携して働けば工場はきちんと運営され、目標達成に近づくことができるのです。

従業員の全ての行動は駐在員による指示から始まるのです。

指示が的確に出来なければ、工場運営はうまくいきません。

まさに駐在員の指示力=発信力に会社の命運が託されていると言っても過言ではないくらいです。

ですから何から手を付ければいいか、何を優先したらいいかと言われれば、私は真っ先に「発信力」を挙げます。

海外赴任までに間に合います。短期集中で集中力アップ!

海外転勤者には、発信力が必要だという話をしました。

発信力を鍛えると聞くと、何やら難しいトレーニングが必要なんじゃないかと思われるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。

発信力だけを鍛えるのであれば、1ヶ月~3ヶ月もあれば十分かと思います。

逆にダラダラやってもしょうがないです。

忙しい皆さんでしょうから、ここは短期間でグッと集中して効率よくゴールを目指しましょう。

英語学習は積み重ねが大事です。

しかし、その積み重ね方も大事です。

1週間に1回1時間などでは全く効果がないでしょう。

私なら毎日やることをおススメします。

英語というのは言語ですから、考えて出てくるようではまだ使い物になりません。

反射神経で話すというか背骨で話すというか脳を使ってはいけないのです。

翻訳してはいけないと言ったら分かりやすいでしょうか。

ですから、反射的に英語が口から出てくるようになるまで練習するということです。

とは言っても、1日に何時間も勉強するということではありません。

それよりも、1分とか5分とか細切れに30回とか時間は短くも、できるだけ回数を増やした方が脳への刺激には効果的なようで、定着率も上がりますし、何より反射神経に刷り込まれます。

逆に言えば、ここまで刷り込まれた英語でないと実際には使えないのです。

「分かる英語」から「使える英語」にまで引き上げてください。

英語のプロにならなくていい。優先順位を付けて学習目標・学習内容を絞る!

何度も言うように、我々は英語のプロになるのではありません。

あくまで英語で仕事の目標が達成できればいいのです。

そのためには発信力が大事であり、それも短期間で身に付けることが大事だという話をしました。

さてでは具体的にはどうすればいいのか。

私の考えは以下です。

学習目標
・発信力を身に付ける
・自分の発信力に自信を持てるようになる
→これはつまり、自分の引き出しからの適切な単語やフレーズの取り出しとその取出速度のこと。

学習内容
①リーディング
②シャドーイング
③独り言
④他人と会話

①②③で日々鍛錬し、④でその鍛錬した内容を実践して試してみる(通じるかどうかを試す)という流れです。

全てに共通して大事なことは、「必ず声に出して自分の声を自分の耳で聞く!」ってことです。

なんだ当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、これはすごく重要です。

シャドーイングやリーディングとなると、恥ずかしさからなのか自信がないからなのかどうしても声が小さくなってしまう人がいます。

それでは効果が半減してしまいますので、それなりに大きな声ではっきりと声に出し、自分がちゃんと聞こえるようにやりましょう。

これで耳からのトレーニング(いわゆるリスニングってやつ)にもなるんですよ。

①は歩きながらは難しいと思うので、座ってできる時にやりましょう。

例:
トイレ(朝・夜)
朝食(前・後)
夕食(前・後)
寝る前

そう!わざわざ机に向かってやらなくてもいいようにするんです。

かしこまってはダメです。

できる時はいつでもできるような状態にしておきましょう。

1分でもいいんです。繰り返し、回数が勝負を分けます。

②③は立っていてもできますね。

例:
通勤時(自宅~最寄駅までの徒歩時間中)
会社のエレベーターの中(数十秒間で勝負!)
会社のトイレの中(壁に向かって口ずさむ)
タバコ休憩のついで
ランチの前後
残業前に一回シャドーしとこ
帰宅時(最寄駅~自宅までの徒歩時間中)

④は他人に日ごろの成果を披露してみましょう。

ここでのポイントはいっぱい試すことです。

間違ってもいいです。通じなくてもいいです。

間違ったこと、通じなかったことが確認できればそれはそれで収穫です。

ここでいかにたくさん相手に浴びせられるか(?)が勝負の分かれ目です。

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こうしてみると、意外と色々な細切れの時間が英語学習時間に使えることが分かりますね。

ご自身の生活スタイルに合わせてぜひ探してみてください!

まとめ:短期間で勝負を決める!自分の英語に自信を持てたら準備完了!

海外転勤者には時間がありません。

しかも英語だけに時間を費やしている余裕もありません。

ですから、できるだけ短期間で、細切れの時間を有効活用してどんどんこなしていきましょう。

それで自分の英語に自信が持てたらそこで一旦終了です。

あとは現地で実践でどんどん磨いていってください。

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ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!
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