USCPAのフィリピンライフ
USCPAの転職

【海外転職のススメ】USCPAを取得した勢いで海外転職を実現してみた

2015年にUSCPA(米国公認会計士)の資格を取得し、ライセンス登録完了後にフィリピンにあるコンサルティング会社に転職してみました。

それまで一度も海外勤務の経験はありませんでした。

当時はリーマンショックの後で、まだまだ業績が低迷していた企業が多かった時期と記憶しています。

そんな中だったので日系企業はグローバルに展開し、各国に駐在員を派遣していたものの、コスト削減の一環で海外駐在員を続々と引き上げる流れに入っていました。

いわゆる現地化ってやつです。

そんな中だったのでマネジメントクラスでない限り海外駐在ができない流れでした。

個人的な年齢も30代半ばに差し掛かり、当時としては転職するならラストチャンスと言われていた頃です。

新卒で入社した会社で10年ほどが経過するタイミングであり、USCPAのライセンス登録が完了した時期も重なり、勢いで海外移住を決めてしまいました。

でもこの勢いでした決断がよかったです。

少しでも興味がある方であればぜひ一度は海外移住、海外転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【結論】海外転職は人生に一度は経験してみた方がいいです

私の家系や親族を見ていても、海外に転職する、海外に移住するなんて到底想像できないことでした。

両親はもちろん親戚にも海外に精通していたり、英語がペラペラな人はいなかったです。

そんな中で私が海外転職するなんて誰も想像できなかったことでしょう。

でもそんな私でも当時は自分の中で勢いがあったので、その勢いを利用して(?)ドンドン突き進んでいきました。

で、結果的に海外転職することができ、今でも海外に住んで働いています。

全員に海外転職をオススメすることはいけないのかもしれません。

しかし、それでも人生は一回きりです。

一回きりの人生なのだから一度くらいは海外に転職してみるのもアリだと思います。

実際に海外転職してみて、その結果自分の肌には合わないと思ったら日本に帰ればいいのです。

私も今でこそ海外転職してよかったと思えますが、やはり初めての海外転職で、初めて海外に住む、海外で生活をするということに関してはとても不安でした。

だからダメだったらすぐに日本に帰ろう・・・。

ダメだったとしてもその後の人生でネタとして使えるからまあいいかくらいの気持ちでした。

日本人からすると、海外転職とか海外移住と言われると相当ハードルが高そうなイメージを持たれがちですが、やってみればまあこんなもんかという感じだと思いますよ。

自分に合うか合わないかも分かりませんので、とりあえずは自分で体験してみることが人生の転換点になる可能性がありますから、実行してみて損はないと思います。

【理由】日本のしがらみから解放されてみて自分がどう変化するのか知っておいた方がいいです

ただ一つ言いたいのは、日本は素晴らしい国ということです。

これは海外に移住してみてしみじみ思います。

日本はとても便利な国だし、とてもキレイです。

海外から観光客が押し寄せるのも分かる気がします。

私もたまに日本に帰ると観光客気分です。

接客は丁寧だし、ご飯は美味しいし、乗り物は便利だし、いいことずくめです。

それが分かっていながらも、それでも海外に来てよかったと思います。

それは日本で抱えていたしがらみ、悩みから解放されたからです。

健康面の問題

日本では商社に勤めていました。

私はバックオフィスでしたがそれでも飲み会とかはそれなりにありました。

飲み会はそれほど嫌いじゃなかったのですが、何よりも帰りが遅くなる(大体夜中の1時とか2時)、飲み会後にお腹が空いて最寄り駅でラーメン+チャーハン+餃子を食べないではいられなくなる、その結果睡眠時間が無くなり、運動もしないので、太る太る!

でもアルコールの影響で食欲は全く減らない!

こんな生活を続けていたせいか、ある日の朝の通勤電車の中で吊革につかまっていた時、急に心臓が痛くなり、息ができなくなりました。

冷や汗が止まりません。

あーこれはやばい!とマジで思いました。

それから2~3分くらいでしょうか。

ようやく痛みが治まり、息ができるようになりましたが、あの時はマジでヤバかった。

健康診断を受けてもそんなに大した発見はされないのですが、今考えれば何か体に異常があったことは間違いなさそうです。

かといって飲み会を断ることはできないですよね、日本の会社って。

ところが、海外にきたらどうでしょう。

全部の国の事情を知っているわけではありませんが、私がいるフィリピンでは飲み会はほとんどありません。

フィリピンでは治安の関係もあり、泥酔するまで飲むようなことがあっては身の危険に合う可能性も高いです。

そもそも外国なので日本人駐在員はとても気を付けています。

ですから、どんちゃん騒ぎは絶対しないし、2次会なども極力しないようにしています。

要するにご飯を食べたら9時には解散って感じです。

それが普通になってます。

もちろん仲がいい人同士だったら2次会などもあるかもしれませんが、強制されることはありません。

行きたい人だけ行こうって感じです。

私が参加する飲み会で2次会まで行くケースはまれで、皆さん早く家に帰って好きなことをするのが普通ですね。

強制的に飲ませたりすることもありません。

ですからフィリピンに来てからは本当に健康的な生活になった気がします。

アルコールの量は明らかに減りました。

健康的な生活を送れるようになったので日々の生活も非常に充実しています。

昼間に眠くなることもありませんね。

人間関係の問題

こちらは日本でお勤めの方であれば皆さん同じ意見なのではないでしょうか。

私も日本で働いていたころは、とてもストレスを抱えていました。

私は幸いにして仲が悪い人はいなかった(と私は思っている)のですが、それでも上司が帰るまで帰りづらいとか、休日出勤しないといけない雰囲気だったとか飲み会は断れないとかそういう気を遣うという場面は非常に多かったです。

もちろん気を遣うのは悪いことではないですが、自分の意思が通らない、通らないような空気というか雰囲気があるのはあまり気持ちのいいものではないですよね。

日本では上司の言うことは絶対だとか偉い人が言っているから従わないといけないとかそういうよく分からない理屈が会社の中にあったりすることもあります。

これも私にとってはストレスでした。

それでも会社の中にいるとそれが当たり前になるのでとにかくイエスマンになりがちです。

でもそれは仕方ないことです。

だってその方が楽だし、評価されますから。

しかし、これもまた海外にきたらガラッと変わりました。

まず、上司に気を遣って残業するなんていう考え方はありません。

自分の仕事が終わったらさっさと帰ります。

自分の仕事というものが決まっているので、相手の仕事を手伝うとかそういうことはある意味余計なことというかその人に仕事をさせないことになるので仕事泥棒と言われかねない感じなのです。

仕事が終わらない本人も自分で終わらせないといけないという意識があるので他の人が先に帰ろうが文句は言いません。

そういう意味では日本みたいに横にいる人や上司をチラ見しながら”帰宅のタイミングを探る”みたいなことは一切しませんね。

日本では同調圧力というか右にならえというかそういう習慣がありますけど、海外にはまずありません。

自分は自分、他人は他人です。

自分と他人の意見が違うのは当たり前のことという風に考えられます。

私は飲み会に参加するけどあなたはどうする?これもその人の自由です。

行きたくないなら行かない。

行かなかったからといってあとで何か悪いことをされるわけでも冷たい目で見られることもない。

だから自分の考えに素直に従ってOK。

そんな感じです。

もちろん他人を傷つけることはダメですが、要するに自分と違う意見でもちゃんと尊重するという考え方なのです。

逆に言えば自分の意見をちゃんと持つことを求められますから、日本人にとっては最初は結構大変です。

でも本来人間は自分の意見を持ちますからすぐに慣れます。

そしてその方がどれほど楽に生きられるかが分かります。

今回は健康面と人間関係の変化について書いてみました。

住む環境によって、これほど自分が変化するとは想像もしていなかったです。

きっと皆さんも日本で何かしら我慢していること、納得がいかないことがあるでしょう。

そこから一度開放されてみると、自分でも気が付かなかった一面が見えてきて、自分にビックリするかもしれませんよ。

安心してください!日本人ならいつでも日本へ戻ることはできます!

海外転職、海外移住をとても全面に押し出して宣伝してしまいましたが、もちろん全員にとって最適かどうかは分かりません。

自分一人ならまだしも、一緒に移住した家族が海外移住に慣れることができないかもしれませんし、日本に残してきた家族や親戚の事情でどうしても海外生活を続けられなくなることもあるでしょう。

もちろん自分自身が海外の生活に慣れることができず、挫折してしまうかもしれません。

でも安心してください!

日本人であればいつでも日本に帰ることはできるのです。

帰りたいときに帰れるのです。

だから体を壊したり、精神を病むまで無理して続けることはありません。

海外転職、海外移住は自分自身の新しい発見や経験値、人生の幅を広げる一環であるため、人生を棒に振るようなところまで追い込む必要はないのです。

そこまで無理しなくても大丈夫なのです。

何なら一度日本へ戻り、また行きたくなったら行けばいいではないですか。

もちろんある程度我慢したり、頑張ることは必要ですし、それくらいの努力量はあった方がいいと思います。

折角気合を入れて海外まで来てるのですからもったいないですし。

それでも限界以上には頑張らなくていいんです。

この考えがあれば心の支えになりますし、逆にいつでも帰りたくなったら日本に帰れると思えば心が軽くなり、案外頑張れるものです。

まとめ:人生一度きり!USCPAを利用して海外へ転職してみよう!

私の過去の体験をもとに海外転職、海外移住のススメについて書いてみました。

そういう意味では私にとって、USCPAの取得というのは明らかに人生の転機になりました。

USCPAに合格したことが私の人生に勢いを付けてくれ、その勢いのまま海外転職、海外移住まで達成することができたのです。

正直USCPAの合格がなければ、このような思い切った決断は到底なし得なかったと確信しています。

それくらい人生を転換してくれるのに十分な出来事でした。

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ABOUT ME
ようちゃん
こんにちは! 本ブログの運営をしているようちゃんです。 学生時代は部活(水泳部)とバイトに明け暮れ、勉強はほったらかし。大学4年生の時に就活しながら1年生と授業を受ける講義もあり、リクルートスーツを身にまとったおっさんは新入生に白い目で見られながらもなんとか卒業にこぎつけた。 英語が好きだったこともあり、将来はなんとなく海外で働いてみたいなあとぼんやり思っていました。 そこで、大手総合商社を中心に、海外駐在できたり、世界を飛び回れる仕事をやらせてもらえそうな会社を選んではひたすら受けまくりました。 運よく海外に拠点を広げ続けている上場企業の商社に入社できました。 入社前の先輩社員との懇談会で台湾やイギリスなどに駐在経験があった社員から海外駐在時の話を聞くことができ、自分も同じようなキャリアを描けるのかもと社会人人生を楽しみにしていました。 しかし、配属先は経理部に。経理なんてなにをする部署なのかもわかっていませんでした。一体いつになったら海外に行けるのか。そんな不安とともに社会人生がスタートしました。 結局新卒から10年ほど上場企業の正社員として経理部で働きました。その間に紆余曲折がありながらもUSCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得。 当時の後輩がインドに赴任したことをきっかけにバックオフィス周りの指導やサポートを行っていました。その後輩は営業経験しかないのに、インド法人を丸ごと任されてしまい、営業以外の仕事をどうしたらいいのか困っていました。私は営業はできませんが、経理を中心とした事務系の仕事はある程度アドバイスできました。当時としては大したサポートにはなっていなかったとは思いますが、それでもとても感謝されました。 そこで思いました。 海外に出ている日本人は同じように困っているに違いない。それなら今の会社だけでなく、たくさんの会社をサポートできるかもしれない。 このインドに放り込まれた後輩をサポートしたことがきっかけで、自分の人生設計を見直した結果、上場企業の正社員という安定した地位を捨て、2015年に突然フィリピンに移住し、海外コンサルタントとして働き始めました。給料が日本にいた時の3分の1近くになって嫁に怒られ、嫁ブロックにあいながらも何とか凌いでいます。 私の予想通り、海外に出た日本人の駐在員は困っていました。 そこで海外コンサルタントの出番です。 日本の常識は海外ではなかなか通じません。 とは言っても、日本のやり方でビジネスを進めていく必要がある場面もたくさんあります。 だからこそ海外コンサルタントは必要なのですが、少子化のせいなのか、若者の海外離れのせいなのか、海外コンサルタントは圧倒的に足りません。 あなたのサポートを待っている企業が必ずあるはずです。 本ブログを通じて、少しでも海外コンサルタントに興味を持ってもらい、海外コンサルタントの世界に参加してくれる仲間が増えてくれれば、駐在している国はもちろん、日本も元気を取り戻してくれることと確信しています。 ぜひ仲間になりましょう!
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